同人小説 遊戯王ETERNAL
融合、シンクロ、エクシーズ、ペンデュラムの4つの世界の統合戦争も終わり、1年。
融合のスペシャリスト、遊城十代はアカデミーへと帰ってきた。
「久しぶりだね、十代君」「学長」久しい二人は、握手を交わす。
「再開の束の間だが、君には授業がある」「へ?」その内容に十代は、荷物を落とした。
GX編1話「再会」
久しぶりに見る兄貴の顔を思い出すと、待ち遠しい気分だ。僕は、一年前に起きた、「統合戦争」に深くかかわってなかったけど、今日から僕は、イエローの新任教員。
コロシアムへと向かうと、あのクロノス・デ・メディチ教員もいた。
「久しぶりなのーね、泣き虫イエロー丸翔」僕は、苦笑いをする。「クロノス教員……いえ、教諭こそお久しぶりです」「今日は、事前的に言わなかったが、ホームルームの一環として、丸翔教諭とある、こちらも新任のレッド教愉と対戦してほしいのね?」「もちろんです」しかし、クロノスは、靴を床に小刻みに鳴らし始めた。「遅いのーね、非常に遅いのーね」「来ましたね……」
「第一試合、丸翔教諭対十代教諭」
(……まったく、この服は、どきどきするぜ。まぁ、色々あったのも、その理由でもあるが……)「相手は、丸翔か、どんなカードを使うか?」(……さて、こうしちゃおれない。俺のスタンバイフェイズだ)
「俺は、フレアウイングマンを、手札の融合で、だし。更に、「変則融合」を使う。この「変則融合」は、融合したモンスターが、その融合条件に一致し、2回以上の融合に成功した時、融合として使うことができる!さらに、もう一枚、同じ融合モンスターを、エクストラデッキから、追加で、召還できる。そう、シャイニングフレアウイングマンを2体召還さ。そして、俺は、ターンエンド」
神業ともいえるカードの並び、この1ターン目の先行者の融合により、観客は、大きくうなった。「すげぇ、あんな条件1ターン目で、来るかよ?」「さらに、言えば。ルールが、変更になったとはいえ、LP8000が、次の十代教諭のターンで、丸翔教諭が、LP2400になっちまうぜ?」「あれが、E・HEROデッキの神髄、すげぇよ!先生!」
そこにちょうど、ある大人びた少年がコロシアムに足を運んだ。エド・フェニックスだ。プロでありながら、アカデミアに居続けた、このエドは、E・HEROとは、相対するD・HEROデッキの主人だ。
「まだまだだな、十代は……そして、ここの生徒たちも」「嫌味を言いに来たのーね?」「いや?むしろ、あるカードの「意味」をつかみに来た」「ほほぅ」むしろ、いやでも、聞きたくないだろう。そのあるカードは、アカデミア生で、十代、エド。そして、宝石獣使いの、ヨハン・アンデルセンしか所持してないのだ。
「あえて、言えば最大の狂気。しかし、弱点でもある。そのカードをどう使うか……カンニングしに来ただけですよ、クロノス教諭」「ほほう、ノーマネーで、カンニングとは」クロノスは、眉を少しゆがめる。
「しかし、あえて言えば、「顔を見たくなった」、ただそれだけです。」
さて、丸翔の番だ、どう来るか?
「僕は、「ドラゴン目覚めの戦慄」を使います!このカードの効果で、「青眼の白龍【ブルーアイズホワイトドラゴン】を手札に入れます。さらに、儀式魔法、「青眼の白龍の生贄」を使い、手札の2枚のブルーアイズホワイトドラゴンと、デッキから、1枚のブルーアイズホワイトドラゴンを抜き去り、「AE-アライブエンド・ブルーアイズホワイトドラゴン」を召還します!」
この召還に歓喜が沸いた。一番驚いたのは、エドだった。「あの子は、海馬グループの広告で、譲ってもらえたカードなのね。あれは、レプリカ、本来の力では、ない。でも……」そのエドの顔に、続ける。「あのカード、「AE-アライブエンド-が」もし、彼のもとにわたったら、本当に恐ろしいことなのーね。ほら、見なさい」クロノスは、指をさす。
「僕は、手札から、「AE-アライブエンド・ブルーアイズホワイトドラゴンー」の効果により、「サイバーエンドドラゴン」2枚をゲームから除外し、攻撃力を+3200。そう、概定数値、能力を上げます!しかし、儀式召還なので、攻撃は、このターン、出来ません。ターンエンド」
このカードの瞬間に十代は、驚いた。そして、感極まった。「すげぇよ、翔。お前、AEカードをうまく使ってるじゃないか!そして、俺も本気を出すぜ!」俺は、カードを引く。来た!「俺は、エアーマンを出す。そして、「超融合」を使う!」(兄貴は、エアーマンを素材として、何か出すのか?それが、AEカード?)「俺は、「AE-アライブエンド・ブルーアイズホワイトドラゴン」を単体素材とし、出でよ!「AE-E・HERO THE・アース・リヴァイブー」!、このカードは、単体のAEを融合素材としても、使える!さらに、エアーマン、2体のシャイニングフレアウイングマンをリリース、そして、手札の「E・HERO エッジマン」をリリース、除外し、攻撃力4000+102000!」「それだけじゃないな」エドは、漏らす。「更に、融合素材とした、AEモンスターの攻撃力、7200を加え、23200のダメージ。ダイレクト!「超重球・再生の歌―ネオグラビティ、リヴァイブシンフォニアー」!」
そして、俺は翔に勝った……。
「久しいね……いや、久しぶりですね、十代教諭」丸翔は教諭は、十代教諭に泣きついて、抱き着いた。
「ほんと、成長しないのね」声が、二つする。明日香教諭と、クロノス教諭だった。
「また、お世話になります」「短くなるのを祈るのーね」
明日香教諭は、クスリと笑って、その場を後にした。
第1話 完
作品名:同人小説 遊戯王ETERNAL 作家名:大蛇真琴