甘党の大演説
諸君、私はスイーツが好きだ
諸君、私はスイーツが大好きだ
プリンが好きだ
チョコレートが好きだ
パフェが好きだ
生クリームが好きだ
ケーキが好きだ
コンビニで
喫茶店で
カフェで
デパ地下で
ホテルで
この地上に存在するありとあらゆるスイーツが大好きだ
全長五十センチのパフェが好きだ
カレースプーンと共に出て来たときなど心がおどる
とろけるようなプリンが好きだ
カラメルが溺れるほどかかっていたときなど胸がすくような気持ちだった
粉砂糖のかかったイチゴがが好きだ
ショートケーキの上で乙に澄ますところなど感動すらおぼえる
ハーゲンダッツが一ダース箱に入っていた時などもうたまらない
それをどれから食べるかと悩む事が出来るのは最高だ
キモオタ共がスイーツ(笑)と騒ぐのを
せせら笑いながらドーナツをむさぼった時など絶頂すら覚える
あまってしまった生クリームが好きだ
人差し指でボウルからそれを救ってなめるのははとてもとても悲しいものだ
合間につまむサンドイッチが好きだ
ガキどもが食べれきれないのにバイキングで取れるだけ取っていくのは屈辱の極みだ
諸君 私はスイーツを 夢の様なスイーツを望んでいる
諸君 私に付き従うスイーツ好きの諸君 君たちは一体何を望んでいる?
更なるスイーツを望むか
糞の様なスイーツを望むか?
砂糖のかたまりのようなスイーツを望むか?
スイーツ!! スイーツ!! スイーツ!!
よろしい ならばスイーツだ
だが、ネット上で意味の無い中傷に耐え続けて来た我々には
ただのスイーツではもはや足りない!!
大スイーツを!! 一心不乱の大スイーツを!!
我々はわずかに小数
酒飲みに比べれば物の数ではない
だが諸君は一騎当千の甘党だと私は信じている
ならば我らは諸君と私で総兵力100万と1人の甘味消費者集団となる
我らを忘却の彼方へと追いやり、辛党を叩きのめそう
髪の毛をつかんで引きずり下ろし 眼(まなこ)をあけて思い出させよう
連中に我々の砂糖に対するこだわりを思い出させてやる
連中に我々のバニラへの思慕を思い出させてやる
スイーツには奴らの哲学では思いもよらない幸せがある事を思い出させてやる
1000人の甘党の集団で 世界を甘くとろけるようなカスタードで埋め尽くしてやる
目標 スイーツバイキング
第一次チョコレート作戦 状況を開始せよ
征くぞ 諸君