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SMAPメンバー異世界召喚される

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中居
草薙
香取
木村
稲垣


森君の引退式コンサートの最中、SMAPメンバーは突如として異世界に転移した。
異世界だと直ぐに解ったのは、空に土星の様に輪っかが浮かんでいるからで


木村「これもう異世界しかないな!」

木村はファンタジーマニアだ。ワンピースも全巻持ってるし、超能力とかゴム人間が好きだ。メンバーの中でも一番早くに異世界召喚に気付いた。

木村「土星の周囲に人が住める様な惑星なんてないんだよ! だからココは俺達の知る宇宙じゃない! 別の世界なんだよ!」

木村1人が興奮している。他のメンバーは木村のノリについていけなかった。

中居「100歩譲ってだな。ここが木村の言うような異世界だったとしよう、だけど、俺達はこれからどうなるんだ?地球に帰れるのか? 携帯も通じないし、酒も飲めないし、これから俺らは見知らぬ土地で生きるか死のサバイバル生活をしなきゃならないわけ? 黄金伝説じゃないんだからさ、現実的に俺らはサバイバル無理でしょ?」


木村「もしかして、皆、異世界転移とか異世界召喚について、全く知らない? 」

メンバーは木村の問に頷いた

木村「異世界というのは、剣とか魔法が出できて、それらを使いこなし、モンスターをバタバタとなぎ払うんだよ。食料はモンスターで、モンスターは大体無尽蔵に沸いてでるから、食料難になることはまずありえない。」


「でもさ、木村のいう異世界がこの世界だと、決まったわけじゃないよね?ここは 宇宙果のどこかな惑星で、魔法もモンスターも居なくて、それこそ生物すらいない世界かもしれない。食糧になるものすらないかもしれんないぞ?」

確かにその通り、木村はロマンを追い求めて先走り過ぎる判断をしていた。


「一応、俺達は海岸沿いにいる。魚や海藻が見つかるなら、少なからずサバイバルに希望が生まれるかもしれない」

メンバーの中で最年長だった森は冷静に状況を分析していた。

中居「とりあえず、海藻や魚がいるか、皆で手分けして探そうぜ」

中居の一言でメンバーは海の中を調べた。

慎吾「ぶはあ! あったよ! ワカメみたいなのありました! もぐもぐ、もぐもぐ、うん! 不味くない!」

草薙「ぶはあ! コッチちも、あったよ! 魚じゃないけと、帆立貝みたいなの、あったよ!」

中居「おお! 剛、やったじゃないか! どれどれ、他にもあるかな……」


メンバー達は5つの貝を拾った。稲垣だけが、貝を拾えなかった。

稲垣「だって、髪が濡れるの嫌なんだもん」

中居「なら、お前だけ飯ぬきだぞ」

慎吾「まってて、ごろうちゃん! もう一つ見つけるから」

中居「ごろうを甘やかすんじゃない。こんな時に髪の毛の心配てるなんて、お前の神経を疑うぞ!






稲垣「まってよ! そもそも、その貝食べても大丈夫なの? もしかして毒とかあるかもしれないじゃん。食べられるか分からないのに、探す気は起こらないさ」



「分かった! 俺が実験体になろう。年長者として、若いお前らに危険な事はさせられない…」




「ちょい待てよ!」
森が貝の身を書き出そうとしていると、木村がをそれを止めた。中居も森を止めた。

木村「そんな独断決行はだめだろ」

中居「俺達は望んでない」






「いや、しかし……だ。誰かが実験体にならなければ……」






稲垣「あのさ、みんなさ、お取り込み中、申し訳ないけどさ、慎吾くんがさ」


香取「むしゃむしゃ、え? どうしたの皆? むしゃむしゃ、この貝甘くて美味しいよ、むしゃむしゃ、なんでみんな食べてないの?」






ひとまず香取を除いたメンバーは、この後、香取の身体がどうなるのかを観察した。