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魔法つかいプリキュア!♦ダークジュエルストーリー♦

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「……何だか頭が痛くなってきた。わたしは街に帰るわ」
「じゃあ箒に乗って、送るから!」
「もう二度と乗らないっていったでしょ!」
「でも、街あれだよ」
 ラナははるか遠くに見える街を指さしていった。歩いて帰れる距離でないのは一目瞭然(いちもくりょうぜん)だ。結局、小百合はもう一度ラナの箒に乗るはめになった。
「今度はゆっくり飛んでよ」
「うん、わかった! キュアップ・ラパパ、箒よ飛べ!」
 二人を乗せた箒は上昇してから高速で飛び出した。
「ゆっくりっていったでしょ!」
「これでもゆっくりだよぅ」
 少女二人を乗せた箒は、暮れ行く街へと降りて行った。それから数分後に小百合とラナは見事な薔薇の花壇がある広場に着地していた。
「とても疲れたわ……」
「じゃあね、小百合」
「ちょっと待って、あんたの家はこの近くなの?」
「家は魔法界だから全然近くないよ」
「……じゃあ、どこで寝てるの?」
「色々だよ。今日はさっきの丘の上にあった木の下で寝ようと思ってるよ」
 当然のように言うラナに、小百合は驚愕した。
「の、野宿!?」
「そうだよ〜」
「ちょっと一緒にいらっしゃい」
 小百合はラナの手をつかむと強引に引っ張った。
「うわわ、どしたの?」
「あんたを家に置いてもらえないかお爺様に頼んでみるわ。……いいえ、必ず置いてもらえるようにするわ」
「え、いいの?」
「女の子を野宿させるわけにはいかないわ。それに、あんたが何者なのか教えてもらわないと夜も眠れないわよ」
「小百合って優しいね!」
 こちらを見上げて言うラナに、小百合はあらぬ方向を見て目を合わせようとしなかった。優しいなどと面と向かって言われて、なんだか恥ずかしくなったのだった。
 それから少しだけ時が過ぎたところから物語は始まる。