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わんころもち
わんころもち
novelistID. 66123
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椛の休日

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椛「今日はパトロールも休みだぁ~、いつもいつもこき使われるからなにもしたくないなぁ~」と私(犬走 椛)はコタツに入りながらお茶を飲んでいたのだが・・・

「ばたん!」と家の引き戸を力任せに開け放つ音と共に入ってくる人が。

文「あやや~、椛なにをしているんですか!休みでパトロールがないからといってそんなところでのんびりなんてしていたら時間がもったいないですよ!」

(はぁ・・・、また来たよ・・・この人はなんで私が休みというとドアを破壊しにくるんでしょうかねぇ。)

椛「文さーん、今日は非番だし私がどうやって過ごそうが勝手じゃないですかぁ、毎回毎回ドアを壊すんですから、誰が直してるとおもってるんですか?」

文「毎回毎回、こんなところにこんな邪魔な物があるから壊しているんじゃないですか!」

椛「ドアが邪魔な物って!文さんの家はドアがないんですか!?ドアが邪魔ってことは私のプライバシーは皆無で開け放って生活をしろってことなんですか!もう!今日はちゃんと自分で引き戸をなおしてください!」
この一言が間違いだった・・・・
文さんはドアを直すために一度外したのかと思いきやドアを明後日の方向へと投げ捨てた・・・

椛「はぁ・・・もういいです・・・、で今日はなんの用なんですか?なにかあったんですか。」

文「特に用はないですよ」

椛「はい?」

文「いや、だから、とくに用事はないです。」

(ブチッ・・・)私の中で何かが切れる音が・・・
椛「文さん・・・一度この刀で試し切りをしてもいいですかぁ・・・?」

文「あやや!ちょっとまってください、ああ!そうだ!事件なんですよ!事件!そう事件です!」
作品名:椛の休日 作家名:わんころもち