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体調不良ネタ2

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与平次は腕にふらりと倒れこんできた。手で首に触れると、じんわりと熱が伝わって
今は、咳が酷くて眠れないようだ

与平次は少し前から節々の痛みが続いている貧血気味なのだろうか我慢していると「どうしたんだ?大丈夫か」と才三に
声をかけられた

「は、っ…はァ、っ、う、うぅ、っ…!う…!ぁ、あ…っあっ、あ…!」
与平次は昨夜から続く激しい雨に発作を起こしてしまった。
人目につかぬよう少し歩いたその時
「ゴホッ!ゲホッ!ゴホッ!コホッ!ゴホッ!」
膝をついてその場にしゃがみこみ咳込んだ
「ゲッホ、ガハ、グッ、ゲホ、ゲホゲホッ・・・」
胸のあたりを軽く抑え口元を手ぬぐいで覆った
「与平次っ!!」
聞き覚えのある声が聞こえた
「けほ・・こふっ・・・さいぞ・・っ!ゴホケホゴッホ・・・げほっ!!」
先ほどよりもさらに激しく咳込み、堪えきれずに吐いた。
そっと口から手ぬぐいを離して思わず目を見開き驚いた

疲れが出て熱があるのを隠していたら、才三に「手、熱い」と心配されて、額で熱を測られた後、お粥を食べさせてもらった
作品名:体調不良ネタ2 作家名:土屋葵