機動戦士ガンダムRSD 第44話 最後の力
アークエンジェルとミネルバは、一次中継ステーションに急行していた。
「要は、やはりこの一次中継ステーションですわ。
まずこれを落とさなければまたいつどこが撃たれるか分かりません」
ラクスは、一次中継ステーションこそ戦いのかなめだと感じていた。
「うん」
キラ准将も異論は、なかった。
「目標まで180」
メイリン軍曹が報告した。
デスティニーガンダム、レジェンドガンダムとアカツキはラクスの命令でメサイアに向かった。
ブリッジからタリア艦長は、3機を見送った。
「足の速い2隻が先行して中継ステーションを落としオーブ麾下の主力は、レクイエム本体を破壊か。
近くには、コロニー軍月防衛艦隊もいるってのに。
やれやれですね」
ノイマン大尉が自嘲気味に言った。
「でもやるしかないわ。
彼等に負けたくなければ」
ラミアス艦長は、そんな部下を鼓舞した。
「勝敗を決めるのは、スピードです。
敵の増援に包囲される前に中継ステーションを落とします」
ラクスは、攻略時間こそ勝敗のカギだと説いた。
「目標まで150」
ダリダ少尉が報告した。
「コロニー軍防衛戦、光学映像出ます」
メイリン軍曹の報告で光学映像が映された。
※
それは、ユート・シティーにいるベルリ首相にも伝わった。
「ベルリ首相、アーガマもどきとドゴス・ギアもどきがステーション1に接近中」
将校の1人が報告した。
「ダイダロスにもオーブ艦隊を中心とした地球軍残存艦隊が」
別の将校が別動隊の動きを報告した。
「分かっている。
η艦隊とζ艦隊、遊撃艦隊の半分をステーション1へ回せ。
残りは、ダイダロスのローランの下に」
ベルリ首相が指示を出した。
「了解しました」
将校が答えた。
「ステーション2は、どうなっているか?」
ベルリ首相が質問した。
「接近する艦影あり。
数2、レッド22、チャーリー、距離120」
将校が答えた。
(問題は、数でも装備でもないのだ)
肝心なのは、数でも装備でもないことをベルリ首相は知っていた。
※
ステーション2防衛艦隊旗艦でもそれは、確認できた。
「総員第一戦闘配備。
守備隊は、直ちに発進せよ」
司令官の命令で艦隊からマン・マシーンが発進された。
※
「問題は」
ベルリ首相は、問題を反芻していた。
※
エターナルでも発進準備が完了していた。
「ラクス、発進する。
いいね?」
キラ准将がラクスに確認した。
「はい」
ラクスが発進許可を出した。
「ミーティア起動。
総員、第一戦闘配備」
ダコスタ艦長が命令を出した。
「エターナルの前に出る。
ゴットフリート、バリアント起動。
ミサイル発射管、全門コリントス装填」
ラミアス艦長の命令でアークエンジェルの全武装が起動した。
「キラ・ヤマト、フリーダム、行きます」
キラ准将が出撃した。
※
デスティニーガンダム、レジェンドガンダムとアカツキはメサイアに到着した。
※
「ミーティアリフトオフ」
ストライクフリーダムガンダムは、ミーティアとドッキングするとマン・マシーン部隊に急接近した。
エターナルが単装エネルギー収束火線砲を2発発射した。
その2発目が一隻のマゼランに至近弾となった。
※
その衝撃は、マゼランでも確認できた。
「被弾状況は?」
艦長が被弾状況を聞いた。
「空気流出、なし」
オペレーターが報告した。
「モビルスーツの状況は?」
艦長が敵モビルスーツの発進状況を聞いた。
「少ないです。
おそらくドゴス・ギアもどきしかモビルスーツ隊を発進してないかと」
オペレーターが敵モビルスーツから敵はまだモビルスーツをすべて発進させてないと推測した。
「なぜだ?」
艦長は、敵の狙いがステーション2の破壊であれば一挙に全戦力で攻めてくると踏んでいたため敵の真意がわからなかった。
1機のレイダガーが1機のユーピテルツヴァイに2連装52mm超高初速砲を3発撃った。
※
3発目が至近弾となりパイロットがひるんだがすぐにバルカン・ポッド・システムで反撃した。
しかし命中しなかった。
※
「往生際の悪い奴らだ」
レイダガーのパイロットが敵パイロットのしぶとさに愚痴をこぼした。
再び2連装52mm超高初速砲を撃つとシールドで防いだがひるんで後退した。
その後方では、1機のグフイグナイテッドがテンペスト ビームソードでユーピテルの右腕を切った。
※
それは、ステーション2防衛艦隊旗艦でも確認できた。
「ユーピテル小破、戦闘不能。
これ以上戦力を前に出さないとステーション2の防衛が不可能になります」
実は、コロニー軍もすべてのマン・マシーンを出撃させたわけではなかった。
「よし、各艦に通達。
全マン・マシーンを発進させろ」
司令官の命令で艦隊から残りのマン・マシーンが続々と発進された。
ユーピテル分隊の1機は、超遠距離から180mmキャノンでドゴス・ギアもどきを狙撃しようとしていた。
「直撃できれば」
ユーピテルは、照準を慎重に定めた。
「この距離から敵艦に?」
もう1機のパイロットが驚愕した。
「当てるんだよ」
パイロットがそういうと発射ボタンを押した。
しかしドゴス・ギアもどきは、回避した。
発進したマン・マシーン隊は、敵部隊に向かい艦隊も艦砲射撃を開始した。
※
エターナルは、引き続き砲撃を行いアークエンジェルも反撃に砲撃を開始した。
2機のユーピテルツヴァイが腰部4連装ミサイルをアークエンジェルに撃ったがイーゲルシュテルンで迎撃された。
キラ准将は、ミーティアとストライクフリーダムガンダムの火器のフルバーストで多数のマン・マシーンを撃墜した。
※
それは、η艦隊にも伝えれた。
「艦隊司令部から入電です」
ブライアン艦長がマーネリー軍曹のほうを見た。
「現在ステーション1にて守備隊とアーガマもどき、ドゴス・ギアもどきが交戦中。
月駐留遊撃艦隊、η艦隊並びにζ艦隊はこれの支援に向かわれたし」
マーネリー軍曹が通信内容を読んだ。
「要は、やはりこの一次中継ステーションですわ。
まずこれを落とさなければまたいつどこが撃たれるか分かりません」
ラクスは、一次中継ステーションこそ戦いのかなめだと感じていた。
「うん」
キラ准将も異論は、なかった。
「目標まで180」
メイリン軍曹が報告した。
デスティニーガンダム、レジェンドガンダムとアカツキはラクスの命令でメサイアに向かった。
ブリッジからタリア艦長は、3機を見送った。
「足の速い2隻が先行して中継ステーションを落としオーブ麾下の主力は、レクイエム本体を破壊か。
近くには、コロニー軍月防衛艦隊もいるってのに。
やれやれですね」
ノイマン大尉が自嘲気味に言った。
「でもやるしかないわ。
彼等に負けたくなければ」
ラミアス艦長は、そんな部下を鼓舞した。
「勝敗を決めるのは、スピードです。
敵の増援に包囲される前に中継ステーションを落とします」
ラクスは、攻略時間こそ勝敗のカギだと説いた。
「目標まで150」
ダリダ少尉が報告した。
「コロニー軍防衛戦、光学映像出ます」
メイリン軍曹の報告で光学映像が映された。
※
それは、ユート・シティーにいるベルリ首相にも伝わった。
「ベルリ首相、アーガマもどきとドゴス・ギアもどきがステーション1に接近中」
将校の1人が報告した。
「ダイダロスにもオーブ艦隊を中心とした地球軍残存艦隊が」
別の将校が別動隊の動きを報告した。
「分かっている。
η艦隊とζ艦隊、遊撃艦隊の半分をステーション1へ回せ。
残りは、ダイダロスのローランの下に」
ベルリ首相が指示を出した。
「了解しました」
将校が答えた。
「ステーション2は、どうなっているか?」
ベルリ首相が質問した。
「接近する艦影あり。
数2、レッド22、チャーリー、距離120」
将校が答えた。
(問題は、数でも装備でもないのだ)
肝心なのは、数でも装備でもないことをベルリ首相は知っていた。
※
ステーション2防衛艦隊旗艦でもそれは、確認できた。
「総員第一戦闘配備。
守備隊は、直ちに発進せよ」
司令官の命令で艦隊からマン・マシーンが発進された。
※
「問題は」
ベルリ首相は、問題を反芻していた。
※
エターナルでも発進準備が完了していた。
「ラクス、発進する。
いいね?」
キラ准将がラクスに確認した。
「はい」
ラクスが発進許可を出した。
「ミーティア起動。
総員、第一戦闘配備」
ダコスタ艦長が命令を出した。
「エターナルの前に出る。
ゴットフリート、バリアント起動。
ミサイル発射管、全門コリントス装填」
ラミアス艦長の命令でアークエンジェルの全武装が起動した。
「キラ・ヤマト、フリーダム、行きます」
キラ准将が出撃した。
※
デスティニーガンダム、レジェンドガンダムとアカツキはメサイアに到着した。
※
「ミーティアリフトオフ」
ストライクフリーダムガンダムは、ミーティアとドッキングするとマン・マシーン部隊に急接近した。
エターナルが単装エネルギー収束火線砲を2発発射した。
その2発目が一隻のマゼランに至近弾となった。
※
その衝撃は、マゼランでも確認できた。
「被弾状況は?」
艦長が被弾状況を聞いた。
「空気流出、なし」
オペレーターが報告した。
「モビルスーツの状況は?」
艦長が敵モビルスーツの発進状況を聞いた。
「少ないです。
おそらくドゴス・ギアもどきしかモビルスーツ隊を発進してないかと」
オペレーターが敵モビルスーツから敵はまだモビルスーツをすべて発進させてないと推測した。
「なぜだ?」
艦長は、敵の狙いがステーション2の破壊であれば一挙に全戦力で攻めてくると踏んでいたため敵の真意がわからなかった。
1機のレイダガーが1機のユーピテルツヴァイに2連装52mm超高初速砲を3発撃った。
※
3発目が至近弾となりパイロットがひるんだがすぐにバルカン・ポッド・システムで反撃した。
しかし命中しなかった。
※
「往生際の悪い奴らだ」
レイダガーのパイロットが敵パイロットのしぶとさに愚痴をこぼした。
再び2連装52mm超高初速砲を撃つとシールドで防いだがひるんで後退した。
その後方では、1機のグフイグナイテッドがテンペスト ビームソードでユーピテルの右腕を切った。
※
それは、ステーション2防衛艦隊旗艦でも確認できた。
「ユーピテル小破、戦闘不能。
これ以上戦力を前に出さないとステーション2の防衛が不可能になります」
実は、コロニー軍もすべてのマン・マシーンを出撃させたわけではなかった。
「よし、各艦に通達。
全マン・マシーンを発進させろ」
司令官の命令で艦隊から残りのマン・マシーンが続々と発進された。
ユーピテル分隊の1機は、超遠距離から180mmキャノンでドゴス・ギアもどきを狙撃しようとしていた。
「直撃できれば」
ユーピテルは、照準を慎重に定めた。
「この距離から敵艦に?」
もう1機のパイロットが驚愕した。
「当てるんだよ」
パイロットがそういうと発射ボタンを押した。
しかしドゴス・ギアもどきは、回避した。
発進したマン・マシーン隊は、敵部隊に向かい艦隊も艦砲射撃を開始した。
※
エターナルは、引き続き砲撃を行いアークエンジェルも反撃に砲撃を開始した。
2機のユーピテルツヴァイが腰部4連装ミサイルをアークエンジェルに撃ったがイーゲルシュテルンで迎撃された。
キラ准将は、ミーティアとストライクフリーダムガンダムの火器のフルバーストで多数のマン・マシーンを撃墜した。
※
それは、η艦隊にも伝えれた。
「艦隊司令部から入電です」
ブライアン艦長がマーネリー軍曹のほうを見た。
「現在ステーション1にて守備隊とアーガマもどき、ドゴス・ギアもどきが交戦中。
月駐留遊撃艦隊、η艦隊並びにζ艦隊はこれの支援に向かわれたし」
マーネリー軍曹が通信内容を読んだ。
作品名:機動戦士ガンダムRSD 第44話 最後の力 作家名:久世秀一