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アリチルがいた。何処に? 布団の上に。彼女は、狭苦しい、和室の中にいた。6じょうだった。気温はそこそこ暑く、あまり湿っぽくない。服装は、涼し気な格好だった。布団は、床に敷いてあり、万年になっている。彼女は無表情だった。彼女を好意的に思う人もあれば、批判的に思う人もあるだろう。無表情か、具合が悪いかのどちらかだが、リラックスした格好をしている。1人でいる時の彼女は、無表情に近かった。但し、心中わ穏やかでなく、不安に苛まれていた。彼女は、足の親指の爪を、引っ掻いていた。以下略。アリヒコと同居していた。アリヒコは、何かに苦しんでいた。畳の上で、うつ伏せで寝ていた。「どうしたの。」彼女は言った。アリヒコは答えた。「友達が死んでしまったんだ。沢山。」アリチルは答えた。「うーん。友達がいなくなるのは、辛いよね。」アリヒコは答えた。「ただ死んだというよりは、死因の側に問題がある。彼らは、戦場で死んだ訳だが、彼らは、自分が守るべき人々よりも、先にシンデオリ、彼らはそれに同意していたが、私は彼らのケースに同意しないし、個人的には。つまり、そのズレが問題となるし、また、彼らを戦場に送り出した連中も、彼らの戦死に同意しており、私はその大勢の同意に同意出来ない。」アリチルは言った。「反権力的なのね。大勢に同意しないなんて。」「それに、師匠の1人は言っていた。殺し合いになれるな。と。私は慣れていない。つまり、大勢を救う為に、少数を犠牲にする事に同意していない。」「そうなんだ。で、どうするのあなたは。」「死なない事にする。私自身を犠牲にしない為である。」アリチルは、彼女自身が申した様に、アリヒコは、何か反権力的である。とだけ 思った。アリチルには、元々友達が少ないので、友達が殺されてどう悲しいのかは、あまり想像がつかないし、アリヒコの拘りは、こう理解出来た。自分が自分の死んでしまった友達の様に、消耗されるだけの存在なのはお断りである。かなと。ただ、倫理的行動規範というのが存在し、彼女にも、学習上知っている事があり、それは、傷ついている人は、慰めるべきだという事であった。なので尋ねた。「あなたは傷ついているの。どうしたら治るの。」アリヒコは答えた。いや、元ネタこれから変更するね。偏向せりぬ。んー。アリヒコは、一人暮らしを始めた。アリヒコは大学生だった。私は大学いった事無いが。アリヒコは履修をつつがなく済ませた。アリヒコは、バイオテクノロジーを専攻しており、コロナウイルスの感染源を、特定する研究もしていた。アリヒコには、研究友達が、学友がいた。ところでアリヒコは、弁当持ってきており、研究室で、一人で食べていた。アリヒコの親戚に、マジックアイテム持っている人がいた。その人は、使用済みマジックアイテムを、払い下げしてくれる場合がある。彼女は今回、ワープするアイテムを、3万円で売ってくれた。彼、アリヒコはソレを手に入れた。アリヒコの家には、テレビもラジオも無いが、スマホだけは彼も持っていた。彼は朝食に寿司食べる男であった。彼は、大学の研究室でバイトしていた。彼が、自宅に向かって散歩している、マジックアイテムあるので、歩行は運動と散歩である。高校生が一人で歩いていた。高校生にも、一人で歩く権利はあると思う。但し、車が突っ込んできて、彼女は潰された。建物と、車の間に挟まれた形であった。グロテスクな惨劇が起こったが、多分ミャンマーでは、もっと惨劇が起こっているだろう。運転手は失心した。アリヒコには、死んだ人間を生き返らせるマジックアイテムもあったので、彼女を蘇生させた。高校生の事ね。アリヒコは、人間を蘇生あさせた罪で、捕縛されて、精神病棟に、ぶち込まれてから、牛の皮の鞭で、1000回背中をぶたれて、マジックアイテムを全て破壊されて、脳みその血管に、謎の薬物を注射されて、それから、右手を切断されてから、座敷牢へ移された。彼はその後、罪を許されて、アリヒメという名前の女に連れられて、精神病棟から、出る事になった。彼の頭は、薬物投与で、逝ってしまっていた。アリヒメは言った「あなたは重罪を冒したので、シャバには戻れません。」「何処へ行くのですか。」「前川が作った、幻想世界Death。」「はぁ。」連れていかれた。「此処は、デウテロストロミア王国と言います。日本は日本皇国ですが。」「はぁ。」「では、暫く私が案内します。」彼女は、彼を屋敷に連れていった。入った。誰かいた。彼は言った。「私の名前は、山本という。」アリヒコ「はぁ。」「罪人は従軍しないといけない。わかったな。」アリヒコ「全て失った。」「あとアリヒメ、あなたも従軍しろ。」「え。私は罪人じゃないです。」「罪人じゃなくても、しなきゃいけない。以上。」「えー。やだ...」「黙れ。やる能力あるならやれ。以上。」アリヒメの従軍は、最初から決まっており、彼女は、アリヒコに、色々アドバイスを始めた。「あなたは、軍人ではないです。輸送隊と、コックをやります。」「おや。罪人にコックやらせるとは。」「脳みそに薬打ったので、大丈夫という判定です。あと、この世界は幻想世界ですので。」「ふうん。」「但し、有事の際は、先頭で弾除けにもなります。便利屋ですね。」「絶望した。」物資は、台車か、鉄道で運ばれる。鉄道ある地点までは、鉄道で運ばれる。それ以後はロバにひかせる。台車に乗せた物資を、アリヒコは貨物車に、下ろして並べて行った。さて、ある日、アリヒメは、犬連れてきた。犬は吠えていた。アリヒコは言った「犬にまで吠えられるのか。ああ、犬にまで吠えられる日々よ。」アリヒメ「こら、黙りなさい。駄目ですね。次は猫にします。」アリヒコ「猫か。猫の方が親近感持てる。樹上生活者だし。霊長類と同じで。」アリヒメの猫は、逃げないでついてくる猫だった。アリヒメに対し。アリヒコではなく。アリヒコは、猫に餌与えた。「くれてやろう。」猫は喜んで食べている。さて、アリヒコが、精神病棟に幽閉されてしまったので、次は、アリオシの話にする。アリオシは、アリヒコと同じ研究室で働いていた。彼は、必修の講義に出ていた。でえーっと、誰か彼に声かけてきた。アリヤだった。アリヤは言った「こんにちわ。」アリオシ「やあ。誰でしょうか。」アリヤ「こないだ、法律で禁止されている、人体蘇生を行った人がいて、その人捕まっちゃったらしんだけど、その人、アリヒコって名前なんだよね。」「アリヒコが捕まったのか。」「そうそう。」「人体蘇生なんかできひんやろ。通常。」「でもしてしまったらしい。」「惜しい奴をなくした。」アリヒコは、一時的に釈放されて、大学に通学を許可された。アリヒコと、アリオシは、話す機会があった。アリオシは言った。「アリヒコ、一時的に釈放されて良かったな。この間、アリヤって人が来て、あなたの事話していたぞ。」さて、後日、アリヤは、釈放されたと聞いて、アリヒコに、会いに来た。アリヤは言った。「あなたは、私を蘇生させたらしい。感謝しています。付き合ってあげてもいいですよ。」アリヒコ「付き合う? 犯罪者の私と?」「ええ。私にとっては恩人ですので。」「あそう。いいよ。」「あなたも感謝して下さい。」「神は偉大です。」「神に感謝ですか。まあいいです。」「いや、偉大ですと言った