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7/7 そうめん

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自分より早く朝練に来ていたエースの緑間真太郎に向かって、高尾は声をかけた。

高尾「真ちゃん、誕生日おめでとー!」
緑間「高尾か。ああ、ありがとうなのだよ」
高「今日は真ちゃんの誕生日だから何でも奢っちゃうぜー。
  真ちゃんはケーキよりもおしるこがいい?
  それともラーメン?」
緑「ラーメンは今日はやめておくのだよ。
  今晩はそうめんだろうからな」
高「ふーん。
  そういや、なんで七夕ってそうめん食べる家多いのかね」
緑「平安時代に、天の川に見立てて麺類を食べる風習があったかららしい」
高「へー。じゃ、ラーメンでもよくね?」
緑「七夕の供え物の一つに、そうめんの原型になったものがある。
  だから、そうめんを食べるのが正解なのだよ」
高「ふーん」
緑「高尾がどうしてもと言うのなら、
  明日はラーメンを奢られてやってもいいのだよ」
高「明日はお前誕生日でもなんでもねえだろww
  仕方ねーなあ。じゃんけんに買ったら奢ってやるよ、エース様」


高(まあ多分、オレが負けるんだろうけど)
作品名:7/7 そうめん 作家名:猫舎ナギ