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静岡のとみちゃん
静岡のとみちゃん
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悠々日和キャンピングカーの旅:⑨東北太平洋岸(茨城~岩手)

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■2月25日(4日目):越谷 ⇒ 手賀沼(千葉県)

 
【この日の概要】 午前中は娘と二人で久し振りのショッピング。昼食後に出発し、千葉県北部の「手賀沼」を目指した。夕方、静岡県から千葉県に引っ越したパラモーターの仲間と会うことができ、久し振りの会話を楽しむことができた。

【この日のポイント】 娘と行った大型ショッピングセンターの屋内に車のディーラーがあった。それは初めて見る光景で、その雰囲気に都会の洗練さを感じた。

【本文】 コロナ感染防止のマスク姿で集団登校する孫を見送り、娘婿はコロナ禍のためテレワーク。この1年で生活様式はすっかり変わってしまった。

 休暇を取ってくれた娘と二人でVANTECH本社に行く予定だったが、キャンピングカーの雑誌のVANTECHの広告ページから、木曜日の今日は定休日だと知り、急遽、娘と一緒に「越谷レイクタウン」でぶらぶらすることになった。
 ショッピングセンターの屋内にトヨタのディーラーがあり、二十台ほど展示されていた。私の住んでいる遠州地方(静岡県西部)にはディーラーが入っているショッピングセンターがないため、非常に珍しく感じた。
 「ジル」のベース車はトヨタの「カムロード」、それに荷台を付けると「ダイナ」なので、トヨタのディーラーのサービスマンに、「ジル」のエアコンの不調(運転時に、エアコンを作動していると、時々冷気が出なくなる問題)についての相談をしたところ、原因と思われる幾つかの内容を教えて頂いた。点検の申し出があったが、旅の途中のため辞退した。旅が終わったら先ず、自分で点検することに決めた。
 それにしても、このコロナ禍の中、且つ平日にも拘わらず、ショッピングセンターには多くの人がいた。その人込みの状況から、自然の方が好きな私自身を再認識した。

 娘宅に戻ってから出発準備に取り掛かった。荷物を載せ、サブバッテリーの充電用の電源コードを片付け、清水と生活水の補充を済ませ、「帰路にまた寄るね」と言い残し、出発した。
 東京外環自動車道の高架下のR298を東に走り、江戸川を渡り千葉県に入った。松戸市からはR6を北上、我孫子(あびこ)市まで走り、手賀沼に架かる手賀大橋を南下、沼の畔に位置する道の駅「しょうなん(旧沼南町のひらがな表記で、湘南ではない)」に到着。ここが待ち合わせの場所兼今夜の車中泊の場所だ。
 ここのトイレには残念ながらシャワー便座はなく、店舗内部は一世代前の雰囲気で、建て替え中の看板が立っており、納得。かなり大きな規模の道の駅になりそうな様子で、今後に期待したい。

 娘宅からここまでは遠くはなかったが、街の中を走るので多少の時間が掛かった。それでも、パラモーター仲間との約束の時刻まではまだ十分にあったので、道の駅の対面にある天然温泉「満天の湯」に行くことにした。
 ここの内湯にも外湯にも様々な風呂があり、それなりに楽しむことができた。中でも、日没後のライトに照らされた外湯の、少し薄暗い先の露天風呂が好みの雰囲気だった。

 「ジル」に戻り、間もなく、パラモーター仲間が訪ねてきた。キャンピングカーだから一目で分かったと言っていた。
 先ずはダイネット内を、DIYの部分も含めて見て頂き、調子に乗って冷蔵庫の中まで見せてしまった。彼から夕食の差し入れがあり、それを食べながら、お互いの近況報告になった。
 約1時間だったが、久し振りの仲間との会話は充実した時間だった。再会を約束して、彼は帰って行った。残念なことに、彼との写真を撮るのを忘れてしまった。

 「キャンピングカーの旅」を始めた頃に決めたことがあった。それは毎日、「旅のメモ」を残すこと、および「明日のルート」を決めておくこと。その二つが「ルーティンワーク」だ。
 前者は、ダイネットに持ち込んでいるパソコンに、既に設定済みのフォーマットへ入力する「旅の備忘録」だ。気が向けば、それを見ながら紀行文を執筆しても良いし、さらに、その出来が良かったならば、キャンピングカーの雑誌への投稿も可能だろう。
 そう思って試しに、最初の「キャンピングカーの旅」の「伊豆半島の旅」の紀行文を月刊オートキャンパー誌(AC誌)に投稿したところ、2020年12月号の「キャンピングカーで行く!!日本列島くるり旅日記」に掲載されてしまった。そうなると、“旅が終わった後の紀行文の執筆”もセットの「キャンピングカーの旅」になってしまった。

 後者については、私の「キャンピングカーの旅」の基本は、特にひとり旅の場合は、足の向くまま、気の向くままの傾向が強く、それでも、少なくとも前日には、明日のルートと立ち寄りたい場所をできる限りピックアップしておきたい。マップを見ながら、ネット検索もやって、リサーチして、旅の密度を濃くしたいと思っている。

 この日も、テレビを見ながらではあったが、今日の出来事を思い出し、明日のことを考えるルーティンワークを行って、就寝した。
【本日の走行距離】40km