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田 ゆう(松本久司)
田 ゆう(松本久司)
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武漢雑記

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武漢雑記 中国旅行記(第1報)

今から27年前、1997年12月に約2週間の行程で単身中国に渡った。武漢に滞在したのはその内の一泊二日に過ぎない。
そもそも旅行の目的は、当時建設中の三峡ダムによる水没村落(郷鎮)とその移転先の街づくり(新城)の状況等を視察することであった。このことについては第2報で改めて報告したい。

だから武漢は三峡ダム視察後の帰路行程にあたり、特に目的をもって滞在したわけではない。今思えばもうちょっと探りを入れておくべきであったかもしれない。武漢に限らないが、中国人の露天商が扱う品目の中にはウイルスが発生してもおかしくないものが混在しているのをあちこちの市中で散見した記憶が残っている。それらは漢方薬に使われるものもあり日本人の私には馴染みが薄く不気味に感じられたのかもしれない。

武漢での出来事
ホテル(武漢市勝利飯店)のチェックインは午後2時半である。武昌バスセンター(注)からホテルへ直行するには早すぎる。

注)湖北省・省都武漢市は長江(揚子江)の両岸に市街地が広がっている。その右岸に武昌区があり、左岸に漢口区がある。(川は上流から下流を見て右手側が右岸、左手側が左岸である)またホテル勝利飯店は左岸漢口の一角にある。
武昌バスセンターは三峡ダムのある宜昌市から武漢市まで約4時間の高速バスの終着駅である。
  
ホテルへ直行せずにバスセンター付近をぶらつく。とりあえず小銭を持っていないのでくずす必要がある。近くに着替えに必要なカッターシャツを売っている店があったので、覗くとすぐに店員がやってきた。
首回り39cmのシャツがあったのでそれを買った。ちょっと派手な感じがしたが、箱入りの高級品で55元(890円)は安い。

さて小銭ができたのでホテルへと思ったが、牛肉拉面4元の看板が目に付いたので店に入った。小は3元である。ラーメン一杯4元(65円)であるが味はどうか。ラーメンには焼き豚が定番だが牛肉入りは初めてだ。日本で口にするものとは違うがまずまずいける味だ。しかし牛かどうかは定かでない。麺もちょっと違うが、沖縄のソーキソバの麺のような味だ。腹痛を心配したが大丈夫だった。

いよいよホテルに向けて出発、ラーメン屋の前でタクシーを拾う。勝利飯店へ向かうが意外と遠く感じた。遠回りをしているのではないかと疑ったがそうでもなかった。途中長江第二大橋を渡る。有料5元である。この運転手は結構丁寧な運転(当時の中国の運転マナーは酷いものであった)をしてくれた。ホテルまで所要時間30分、料金38元(616円)で、日本では基本料金の距離である。
作品名:武漢雑記 作家名:田 ゆう(松本久司)