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私はプラットホーム白線の外側に出てしまったのです。

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奇妙な家庭教師が来るまでは、オレは安全な白線の内側にいました。

家庭教師が来てからは、じりじりと白線の上まで。
さらに時が過ぎるとホームの端に。

でもここならまだ引き返せると思っていたのに、
とんっ
と一押し。

『お前の居場所はここだよ』

という声がして。

ついにはホームを越えて線路の上へ。

刺し殺されるのが先か。
撃ち殺されるのが先か。
それとも轢き殺されるのが先?

怯えながら血にまみれるオレに、ホームの上から彼が一言。

『そんなに嫌なら壊してしまえばいいのに』

線路を壊すために、君はマフィアになったんだろ?
と。
ならさっさと壊してそこから上がっておいで。
と。

決して差し伸べる手はないけれどそれは何よりも変えがたい救いの声で。
そして彼は言うのだ。

『上がってこれないなら、その時は僕も落ちて一緒に死んであげる』


そう事もなげに笑って愛を口にするのだ。