アザーラ話 (まえがき長い)
ある意味ジール王国の沢山人が父親ともいえるね。数が多過ぎて特定するのが難しいそうでアザちゃんは調査を断念した。
接続の力は未来の相手にしかできない仕組みらしいが、アザちゃんはラヴォスに対して接続やテレパシーが危険だと思っている。
ラヴォスは接続された際にその痕跡に気付いて何か仕返しのような事をしているのだろうか。確かにアザちゃんに接続されたときは最初違和感を感じた。慣れれば気にならないものだけど、ラヴォスにとっては気にさわるのかもしれない。
ラヴォスは皆を不幸する。ラヴォスをキッカケに救われないキャラばかりだ。サイラスもうその一人だろう。ラヴォスによって狂う魔王さえ誕生しなければ早死にすることはなかった。
サラ、魔王、ジール、サイラス、アザちゃん、恐竜人全体、滅亡古代人及び未来人。悲劇的な運命を辿る彼らのことを助けれらないのだろうか…
なんて考えていたら、アザちゃんから連絡が入る。
なんと太陽石が無事に手に入ったとの報告だった。
『アドバイスありがとう、猿人と一緒に使う事を意識してみたら、本当に掴みとれました。』
テキストベースにしてみるとあっさりだが、喜びの感情がテレパシーで送られてきて、こっちも同じ感情が伝染してる。
心が同調しちゃうというか。
同調…
思ったのは恐竜人が猿人に差別意識(猿人への不快感)を持ってテレパシーでコミュニケーションしたら、猿人にも不快感が直接伝わる よな。これだと猿人は恐竜人に良い印象持てないし、関係構築が難しそうな必然…。テレパシー良いことだらけだと思ってたけど、違うのかな…
「いやいや、お礼なんて!(汗 」(役に立てて嬉しい。誰かの役に立つことは無縁の人生だったから、余計に嬉しい)
この嬉しい感情についてアザちゃんも同調しているのだろうか? テレパシー送信はできないけど、脳内ジャックされているということは、ロン毛リオンの嬉しい感伝わるのかな。だとしたらエッチなことは考えたらだめだ。あ、でも考えないようにしてたら逆に意識してムラムラしてきた。
あ!
アザちゃんが発情期的なエロ感情送ってきてる。
いかん!
エロ感情が行ったり来たり! そして思考がエロパンデミックしている。
アザちゃんが受精からの妊娠しそうな気持ちになってて、ロン毛リオも受精からの妊娠をしてるような感覚が!
ダメづ!
読者さん変な妄想しちゃだめー!
中略)
さて、アザちゃんの計画ではこの先産まれてくる人間の赤ちゃん(歴史上最も強い魔力持ち)と太陽石を共有することで氷河期を乗り越えていくらしく、その未来が見える様子
一体どんな風に石を使うのか気になる。
未来視の一端を教えて貰うと石というより、人間の赤ちゃんについてが多かった。
赤ちゃんは産まれる前からテレパシーを習得していて産まれてくる前から人コミュニケーションをとり世界の問題を熟知して、腹の中からどうにかしようとしてる。その試行錯誤から魔法を使って母ごと温めたり、母の周囲の人々も温めたり、人を持ち上げる(空を飛ぶ)ような才能もあるらしく。
アザちゃんは未来から得た太陽石や魔法の学問等の情報を赤ちゃんに伝えることで、最終的に古代ジールのような空中都市をラヴォスエネルギーに頼らずに作り、そこに恐竜人と人間のユートピアを作るのだそう。
未来は大きく変わり、今のロン毛リオンが産まれてこないものの、存在が完全に消えるとかじゃなく、別の存在になっているらしい。
どんな存在なのか説明しにくそうだが、要するにイケメンらしい。(※恐竜人目線でのイケメンであるという事に注意)
不思議である。今のロン毛リオンが産まれてこないのに、今のロン毛リオンとこうして魂のような念波で繋がれている件。原作マール消失事件を考慮すると歴史変われば消失してしまうものだと思うけど。
まだ確定されてない未来だから消えずに済んでいるということだろうか。
にしても適当こいてアドバイスしたのが、まさかの正解だなんて。勿論仮説そのものが正解という訳じゃないだろうが、それで途方もなさそうな問題を突破しちゃうなんて、色々御都合主義過ぎるたろうに。
そんなことできたら、さっきまで悩んでたサラやサイラスも簡単に助けることができてしまうのではないか?
そう疑問していると、彼等を助ける未来もある程度推測できるような気がしてきた。
その魔法使い赤ちゃんとアザちゃんの未来視(異なる世界線を含めて人類史の魔法学問全てを知れる)力が合わされば、ゲートをこじ開けるような魔法すらも開発しそうだし、世界中にあるだろうゲートのありかも探索して見つけそうだし、歴史に深く介入してなんでもアリにすらできそうに思った。
あまりにチート過ぎる存在ができあがることになる。
きっと色々なお礼をロン毛リオンに伝える為にゲートを越えてやってくるぞ。
凄く不安だ。こっちは対人恐怖だから挨拶とかできる気がしない。
あ、でも言葉が通じないから、テレパシーだよね。 そもそもゲート越しにテレパシーとかで十分じゃない? 限りなく現在に近い未来のロン毛リオンの思考をアザちゃんが読み取って伝えてくれるだけで十分じゃない?
ゲートを開ける実験に際して、ついで来るような気がしてならない。
でもそんな超エスパーな赤ちゃんいたら各時代から人々が神様として崇めてしまって、この世界のキリスト教徒なんかは「神様爆誕!!」とか叫びそう。
逆にいうと、それが本物キリストということにされてしまうと赤ちゃん視点では張本人の名誉の為にキリストを磔刑にされる前に助けてしまいそう。むしろ蘇生とかやりそう。
死んだ後に甦るおとぎ話がそのまま真実にっなってしまって…
だから何という感じもするが、もうこれでアザちゃんの未来は解決するということでハッピーエンドで宜しいのかい?
え?ロン毛リオンの遺伝子が欲しい!?
古代のDNA操作技術を使えばロン毛リオンとアザちゃんとの子供が造れるから遺伝子ちょうだいて…
芋やら大根やら何でも、古代の遺伝子操作をすると合体できる。つまり芋人間や大根魔族とか造れるらしい。
役目が終わった感あるね。もう凄すごすきるハッピーエンドじゃない?
肝心の現実ロン毛リオンと未来についてはまだまだハッピーエンドしそうにないのだけど…
作品名:アザーラ話 (まえがき長い) 作家名:西中



