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緊急指令!鹿目まどかを抹殺せよ! リリカル☆マギカ(第2話

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第7章 決闘



 2つに裂かれ、完全に崩壊した惑星から、
かなり離れた、太陽に近い赤い惑星。

 リーダー格まどかは、その惑星の月の、
暗い夜の部分に、身を潜めて、じっとしていた。

「ハァ ハァ ハァ ハァ…………

 フゥ、こ、ここまで来れば…………

 軍団を再構成して、一度体勢を整えてから、
 反撃を、――」

「やはり、転移魔法で逃げていたか」

「う?!」

 リーダー格まどかが振り向くと、腕組みをした
サリーが、悠然と自分を見下ろしていた。

「はあっ!」
 瞬間的にサリーから距離を取った、――
リーダー格まどかは、両手に
『マミのマスケット銃』を実体化させると、
狂ったように、乱射する。

 ―― 1発撃つと、まどかは、その銃を捨て、
新しく出現するマスケット銃を、
さらに手に取って、撃つ!

 撃つ! 撃つ! 撃つ! 撃つ! 撃つ!

 ――まどかの射撃が、次々とサリーの体に、
着弾するも、サリーの体は、魔銃の弾丸を
全て跳ね返した。

「シールドも、使わずに?!」

「そんな、豆鉄砲みたいな質量兵器が、
 通用するか!

 くらえ!

 超常スマッシュ!!」

 サリーが、そう叫ぶと、彼女の右手は、
巨大な、高速回転する丸型の電動ノコギリと化し、
彼女の左手には、両刃の大型魔力剣が、
握られていた。

 ――そして、彼女は、光速に近いスピードまで、
加速して、リーダー格まどかに向かって
飛行して来る! ―― 来る!

「アレは、――当たったら、すっごく、
い、痛そう、………………

 両手の武装、そのどちらか、
或いは、両方で攻撃してくる?!」

 リーダー格まどかは、あわてて、両手に、
それぞれ魔力シールドを発生させて、
サリーの攻撃に備える。

 それは、まどかが、見よう見まねで、
創り出したミッド式防御シールドだった。

 しかし、――
「ソーラー・プレキサス・ヘッドバットォ――!!」

「ぐべ?!」

 サリーは、飛行体勢のまま、リーダー格まどかに、
頭突きを喰らわせたのだ。

 サリーの頭が、まどかの、みぞおちに、
めり込む。

「ぐっ! ううううう…………」

 リーダー格まどかは、腹の激痛に悶絶する。

 そして、サリーの技の衝撃で、
ぶっ飛ばされたまどかは、その勢いのまま、
頭から月面にめり込んだ。

「あぐっ!」

 激突の衝撃で、月面の砂が高く舞い上がる。

 リーダー格まどかは、みぞおちの痛みと、
落下のショックで、しばらく動けずにいたが、
それでもなんとか、立ち上がった。

「ゲホッ! ゲホッ! ぐふっ! うえっ!

 ペッ! ペッ! ペッ!」

 月の砂が、口の中に入ってしまったまどかは、
激しく咳き込んだ後、砂を吐き出した。

「ケホッ!……あ、あの攻撃体勢で、
……頭突きって、反則じゃないのぉ?!」
 まどかが、文句を言っていると、――

「反則ではない!

 あれは、サリーちゃんが、戦いの中で
身に付けた、生き残るための、技術なのじゃ!

 サリーちゃんが、うまい!

 そして、まどか嬢ちゃんが甘いのだ!」
 ――どこからか、出現した、正体不明の、
ハゲオヤジが、技と状況の解説をしてから、
いきなり消えた。
 ――伝説の『サリーの解説者』である。

 ――暗い月面で対峙する、まどかとサリー。

「超魔力・ターツーマーキ――――!!」
 サリーの頭髪が、逆立ち、その髪の毛から、
すさまじい放電が起こる!

 彼女の両腕からも、強力な電流が放出され、
その直後サリーは、左右の腕を交差させて、
スパークを起こす。――サリーは、
そのスパークしたエネルギーを、そのまま、
前方に撃ち出した。

 それは、強大な電磁エネルギーと、捕縛魔法が、
重なった複合魔力弾だった。

 エネルギーの竜巻に包まれたリーダー格まどかは、
大の字の体勢で、空間に固定される。

「な、何、これは?
 か、体が動かせない?!」
 もがく、まどかだが、金縛りにあったように
ビクとも動けなかった。

「超魔力スピィ――――ン!!!」
 再び、サリーの赤い髪の毛から、放電が起き、
――彼女は両腕を頭の上で、組み合わせる。

 すると、左右のコブシが、腕の中に引っ込み、
――手の代わりに、巨大なドリル風の刃物が、
腕の先に、実体化する。それは、左右を合体させて、
1つの突撃用ドリルとなっていた。

 ――そして、サリーの体は、電磁エネルギーによって
回転するモーターのように、高速回転しつつ、
そのまま高く上昇し、――上空でUターンして、
――動きの取れない、リーダー格まどかに、
回転中の、ぶっそうな刃物を叩き込んだ!

「ぐぎゃああああああ――――ッ!!!!」
 
 腹を、深くえぐられ、のたうち回る、まどか!

 サリーは、体の回転を停止して、月面に降り立つ。
 彼女は、腕の刃物を消し去り、通常の手を生やした。

「さすがに、応えたか。
 だが、まだまだ、行くぞ!」

 そういうサリーの手の中に、両刃の大きい剣が、
実体化する。

 ――彼女が、野球のバッターの様に、剣を
構え、――
「超魔力ボール!」
 横に振った剣の先端から、発射された赤い魔力弾が、
リーダー格まどかを捕えると、再びまどかは、
動きが取れなくなった。

「まただ! 今度は、重力弾と魔力弾の複合?」
 先程と同じく、いくら、まどかが、チカラを
込めても、体が動かせない。

 ――サリーが、頭上に両刃剣を掲げると、
今度は、剣と、サリーの体全体が放電を起こし、
その電磁エネルギーと、魔力が、
両刃剣に、チャージされた。

「超魔力・V(ブイ)の字斬りぃ――――――!!!」

 サリーは、上空に高くジャンプすると、両刃剣で、
リーダー格まどかに、斬りこんで、
―― 一度、上から斜め下方向に斬り、
そこから、剣を斬り返して、上の方へ
斜めに斬っていった。――
まさに『Vの字斬り』である。

「うわああああああああああっ?!」
 大ダメージを喰らったまどかは、
上空に跳ね上げられた後、落下して月面に倒れた。

「ぐっ……うううううっ」
 さすがに、ダメージが蓄積したのか、
リーダー格まどかは、立つ事が出来ずにいる。

「次でとどめだ!

 鹿目まどか!」
 サリーが、ゆっくりと、近づき、――
「超魔力ブリザ――ド!!」
 サリーの胸部から、2本の紅蓮の火炎が、
渦をまいて、まどかに、襲い掛かった。

 そして、 ――――
「魔王!――正拳づきいぃぃ――――!!!」
 そのコブシに魔力を纏ったサリーが、
まどかに、殴りかかり、――――

「うおおおおおおおおっ!!!

 まどか・ハイパーモードッ!!!」

 突如、跳ね起きた、リーダー格まどかが、
叫び声をあげると、彼女を取り巻いていた、
サリーの炎の渦が消し飛ぶ。

 そして、まどかのピンク色の魔法少女服が、
千切れ飛び、彼女の白い裸身が露(あらわ)になった。

 さらに、白い光がまどかを、包み込むと、
その光は、白いドレスのような衣服となって、
彼女の体を彩っていく。

 ――足の靴からは、小さな白い羽根。
 ――背中からは、巨大な白い翼。

 それは、正に天使の姿だった。