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緊急指令!鹿目まどかを抹殺せよ! リリカル☆マギカ(第2話

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第4章 魔砲



「あと30分! 皆、頑張って!」

 なのはが、全員に声をかける。

 衛星軌道上の戦いは、ここまでは順調だった。

 まどか軍団が、消滅魔法を使っても、
約3秒のタイムラグがあるので、
ぎりぎりではあるが、なんとか回避出来たのだ。

 多少の疲れはあっても、管理局魔導師部隊に
ダメージはなかった。

 あれだけ、大量にいた、まどか軍団も
少しは数を減らしたように見える。

「すごいね。
 かなり強い……」

 戦況を冷静に眺めるリーダー格の鹿目まどかが、
感心したように、そう呟いた。

「……それなら、こういうのは、どう?」

 再び、宇宙空間に、『生命の樹』の図が
浮かび上がる。

「また、消滅魔法か?
 何度やっても同じ事や!」

 はやてが、うんざりした声を出すが、――

「待って……いや――違う?!」

 なのはが、警告するように大声を出した。

「天使ハニエルよ、我らに勝利を。

 ネツアク・メーザー!!」

 リーダー格まどかが、魔法の詠唱を行うと、
再度、まどか軍団の魔法の矢が、発射された。

 しかし、今回の魔法の矢は
『生命の樹』のやや右下の部分に着弾し、
――――直後、その箇所からすぐに
白いレーザーのような魔法弾が
速射砲のように連射された。

「なっ?! 速い?!」

「なのは!!」

 フェイトが、叫ぶが、もう遅かった。

「きゃあああああ?!」

「うああああ!」

 フェイトは高速回避に成功したが、
なのはと、はやて、そしてほとんどの
魔導師部隊員が、この魔法弾に
当たってしまった。

「わわわわ! か、体が消え――
 てない?」

 はやてが、あわてた声をあげる。

「消滅魔法弾じゃない?」

 なのはも、これが消滅魔法弾ではないことに
気づいた。

「そやけど、結構な威力やで!
 バリア用魔力をごっそり削られたわ」

「高速連射弾に変更してきた?!」

「しかも、貫通性の高い魔力弾や。
 かえって、やっかいかもしれん!」

 はやての言う通りだった。

 今度は、発射までのタイムラグがなく
――連射の速度が速く、弾速も速い。
 ――しかも、連射している時間も長い。

 とても、回避しきれるモノではなく、
バリアか防御シールドで耐えるしかなかった。

 だが、防御すれば、するほど
こちらは、魔力を消耗していく。

 やがて、管理局魔導師部隊には、
魔力を使い果たして、ダメージを
受ける者も出始めていた。  

「このままじゃ、ジリ貧や!

 でかいの一発撃つで!

 なのはちゃん! フェイトちゃん!」

「援護するよ! フェイトちゃん!」

「了解!」

 はやてからの、提案を受けた
なのはと、フェイトがオトリとして
まどか軍団に突進する。

 なのはと、フェイトの二人は
2本の二重螺旋のように高速飛翔しながら
誘導魔力弾を撃ちまくる。

「アクセル・シューター 
――  シュートッ!」

 なのはの、桜色の誘導弾が
まどか軍団にそれぞれ着弾する。

「プラズマ・バレット!」

 フェイトの金色の高速誘導弾が
宇宙の闇を切り裂いて、まどか軍団の
頭上に降り注いだ。

 なのは達からかなり離れた空間で、
はやては、シュベルトクロイツを、
高く掲げている。

 はやての、足元と、頭上に
大型のベルカ式魔法陣が出現し
――はやての前方には
巨大な黒い魔力球が出来ている。

「遠き地にて、闇に沈め。

 デアボリック・エミッション!!」

 はやてが、詠唱すると、上方の
ベルカ式魔法陣から白い光線が
黒い魔力球へと伸び
――黒い魔力球は、一度見えないくらい
小さく縮小してから、爆発的に巨大化して
まどか軍団をその中に飲み込んでいった。

 そのようすは、まるで小型の
ブラック・ホールだ。

「――はやて!」
 フェイトが、声をかけたが、――
「あかん。
 まどか軍団は、うまく散開して回避しおった!
 そやから、思ったほどの効果が得られんかった」
 落胆の声をあげるはやて。

「う〜ん。
 こちらも、攻撃方法を変えるかな?」
 
 なのは達の、様子を伺うように観察していた
リーダー格の鹿目まどかが、小声で呟いた。

「みんな程、うまく使えるか分からないけど……
 みんなの武器、コピーさせてもらうね」

 誰に向かって言っているのか、――
リーダー格まどかは、そう言った。

 次の瞬間、まどか軍団のその手に
さやかの魔力剣・杏子の槍・マミのマスケット銃が
握られていた。

 さらに、一度人数が減少したまどか軍団
だったが、宇宙からわき出るように
増援が出現し、その数量が回復していく。

「えっ?! あれは?」

 驚くなのは達に、マスケット銃を持つ
まどか達が発砲してきた。

「実体弾?!」

「な?! 質量兵器?!」

 バリアで防御するも、やはり魔力を
削られていく。

 そんな、魔導師達に、まどか軍団が
数にモノを言わせた接近戦をしかけてくる。

 遠距離からの魔力弾と銃撃で、魔力を削られ
防御が薄くなったところに、
接近戦を強いられたのだから、――
射撃戦を主戦法としている
管理局部隊は、総崩れとなった。

「ぎゃあっ……」

「た、助けて……」

「がはっ……」

 さやかの剣で斬りつけられる者、
杏子の多節槍で突き刺される者、
――被害甚大だった。

 ――宇宙が、『血溜まり』と化していく。

「このままやと、足止めに必要な戦力が不足する……」

「もうあと、15分。
 もう少し、何か……
 大きなダメージを与えられる広域攻撃を……」

 悩むフェイトに、――
「それなら、アレしかないよ!」
 と、なのはが声をかける。

「アレ? って、まさか?!」

「その、まさかだよ」

 なのはの言う『アレ』とは、
過去に、なのはとフェイトが造りだした
〔 N&F 中距離殲滅コンビネーション:
ブラスト・カラミティー〕の発展・進化技である。

 過去――闇の書事件の解決した年の、
次の年の5月に、――管理局本局の
トレーニング・ルームにおいて、その
まれに見る集団戦の模擬戦が行われた。

 この模擬戦は、はやてと、ヴォルケンリッターの
5人と、――なのは・フェイト・クロノそして、
ユーノ(なのはの、魔法の師匠だった少年魔導師)、
アルフ(フェイトの使い魔)の5人――で戦うという
とんでもない、集団戦だった。
(ミッドチーム 対 ベルカチーム 戦、とも言われている)
〔ベルカ式騎士 対 ミッド式魔導師 戦 とも―― 〕

 そして、この模擬戦は、なのは・フェイトが撃った
〔ブラスト・カラミティー〕と、はやての撃った
広域攻撃魔法(詳細不明)が、大激突して、――
管理局本局の建物に大穴を開けるという、
結果(損害)を残して終了したのである。