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WJネタバレ黒バス感想集

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180Q(グリーンレボリューション!!!!)



早く黄黒デュエットソングとか小説版の感想を書きたいと思ってました。というか、もちろん今も思ってます。
紫赤話(&黄黒話・青桃話・高緑話)も頭の中で完成しているので外に出してやりたいな〜って思ってます。

でも、それよりもなりよりも今は!
なによりも優先させたいものが一気にビュッと飛び出てきました。
それは……。
グリーンレボリューション!!!

いや、本当にCカラーの表紙にそう書いてあるんですよ、「絶対の帝王(赤司)へ緑の革命(グリーンレボリューション)。」って。
緑の革命の右隣には「グリーンレボリューション」とふりがな、さらに左側には「Green Revoluton」って英語表記が……って、コレ、スペル間違ってない? 
「JC19巻の表紙はコレ!!」の三角がちょうど重なってて「i」が見えなくなってるだけかな?
まあ、間違っててもコミックスで直されるだろうし、細かいところはどうでもいいです。
もちろん、イラストは緑間です。
ピンで、シュートしているシーンです。

今回読んでて変な声出そうになりました。
たしかに緑の革命だね!
ものすっっっごい高緑祭でした!!!!!


洛山71−秀徳51、残り5分54秒、黒子はコートのほうに眼をやりながら言う。
「彼は何かをしようとしている」
その視線の先にいるのはもちろん緑間。
赤司も(……真太郎)と思いつつ、その天帝の眼で緑間をとらえている。

ボールを持っているのは高尾。
OF側は24秒以内にシュートを打たなければならないのが残り10秒切った状態で、攻めあぐねているように見える。
それについて、木吉が推測する。
攻めあぐねているのもあるだろうが、おそらくこれからトライすることは相当リスキーなことなのではないか。
残り時間と点差を考えると一つのミスが命取りになる。
迷いや不安はミスにつながる。
つまり、動くのは覚悟を決めた時だ、と。

緑間は思い出していた。
秀徳に進学し、バスケ部に入部しようとしていたときのこと。
「よう! 緑間真一郎クン!」
背後から声をかけられ、緑間は振り返った。
「オレ、高尾和成ってんだ。バスケ部入んだろ? よろしくな!」
オレも入るんだと高尾が立っていた。
ちなみに、このときの高尾はキメ顔と言ってもいいぐらいの格好いい表情です。
「なぜオレの名を知っているのだよ?」
そう緑間が問いかけると、高尾はギャハハッと声をあげて笑って答えた。
「バスケやってて知らねーヤツの方が少ねーよ!」
「フン」
「あり? それなに?」
高尾はあっさりと話を変え、緑間が手に持っている物について聞いた。
「今日のラッキーアイテム」
おは朝占いの、と緑間は付け足して続ける。
「セロテープなのだよ」
すると、高尾はブフォッと大きく吹きだした。
「ギャハハなにソレ!?」
「何がおかしいのだよ」
「しかも流しちゃったけど語尾もなに!? めっちゃウケんだけど!!」
そんな高尾を見て、緑間はため息をつきながら(軽薄そうな男だ…)と思う。

オレの高尾に対する第一印象は決して良くはなかった。
……とモノローグ。

って、ナニコレーーーーーー!!!!!?????
これって、これって、まさしく高緑好きが読みたかった出会いのシーンではありませんかっっっ!!!
こんな出会いだったらいいなーっていう妄想が、現実になったような……。いや、具体的にこんな感じって想像してたわけじゃないんだけど、実際に眼のまえにあると、「そう!そう!!こんな出会いが読みたかったの!!!」って思った。
一瞬、薄い本かと思った……。
最大手様の話が、並ばずに、しかも240円で買えるなんて!!!
夢のよう……。
出会ったばかりの高尾の印象が、軽薄そうな男、って。
第一印象は決して良くはなかった、って。
最初は反撥して、徐々に相手のことがわかっていって……ってヤツですね。
おいしいです。
ごちそうさまです!!

さらに回想シーンは続きます。

秀徳の練習は帝光と同じかそれ以上に過酷なもので、中学で腕をならした者が毎日のように次々やめていった。
ましてや一年生で練習後に居残りする者などほとんどいなかった。
だが。
緑間が居残ってシュートの練習をしていると、「ブフッ」と背後から笑い声が聞こえてきた。
「何がおかしいのだよ」
緑間は背後にいる者に問いかけた。
そこにいるのはもちろん高尾。
「いやあ…、何度みてもすげーし…それに
高すぎ…!」
シュート、と付け足し、高尾は身体を震わせて笑っている。
その高尾の左手は緑間の左肩に置かれている。
「うるさい…、ジャマをするな」
「ワリーワリー、いや否定する気はないぜマジ!」
「…フン、…それより、どーゆーつもりなのだよ?」
「へ?」
「最近オレが残っている時は必ずお前もいる。それに、練習中に何かと張り合ってくるフシがある」
緑間は堅くて鋭い表情で問う。
「オレに特別な敵意でもあるのか?」
「………」
高尾はしばらく黙った。
そして、答える。
「…まーな」
「!」
「つかやっぱ…思い出してもらえねーか。
オレ、中学の時一度お前とやって負けてんだけど」
高尾は少し口の端をあげて軽く笑っている。
「……」
緑間は黙って聞く。
高尾は話を続ける。
「悔しくて引退後も練習続けて…、そんでいざ高校進学したら笑うわマジ。
絶対倒すと決めた相手が同じ仲間(チームメイト)として目の前にいやがる」
それから、高尾は気が抜けたように笑った。
「けど今さら敵意なんて持ってもイミねーしな。
むしろ、お前にオレの事を認めさせたかった。
張り合っている様に見えたのはそのせーかな?」
「…なぜ言わなかったのだよ?」
「はい?」
ブハッと高尾は吹きだした。
緑間は怒る。
「なぜ笑う」
「そっちこそなんでだよ!?
言うの?オレが?「ボク キミにボコボコにされてから頑張ってきたんだ!認めて」って?
ダッセェ!!」
そして、高尾はきりっとした表情になって言う。
「そんなつもりねーだろーけど、むしろまだ認めんなよ。
オレはただ、お前より練習する、って自分で決めた事やってるだけだ」
緑間は無言で、さっきよりは少し穏やかな表情で聞いている。
すると、高尾はまた調子を変えて告げる。
「そのうち思わずうなるようなパスしてやっから、覚えとけよ、真ちゃん!」
「…その呼び方はなれなれしいからやめろ高尾」

ええと、もうどこからなにを言えば……!!!!!
鼻血が出そうです。
とりあえず、高尾が男前すぎる!!!!!!
古豪チームの一年生レギュラーにしてスタメン、だけど、ひょうひょうとしてるから、すごくなさそうなんだけど、やっぱりすごいんだね!
自分をボコボコに打ちのめした相手に認めさせたくて、相手よりも練習するって決めて、それを実行する。
でも頑張ったから認めてなんて絶対に言わない。そんなのダサイからって。
オトコマエすぎやろー…。
惚れてまうわ、堅物真ちゃんでも!
そして、少しセリフをいじると、すごい高緑に……!
高尾は緑間と中学時代に会っていて(試合で)、高尾は覚えているのに、緑間は覚えていないんですね……!
それだけでも、おいしいです。ものすごく、おいしいです!!!
作品名:WJネタバレ黒バス感想集 作家名:hujio