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WJネタバレ黒バス感想集

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180Q(グリーンレボリューション!!!!)その2



まさか黄黒以外のCPでここまで長くなるなんて……!

……しかし、早く続きを書きたかったのですが、なんだかんだあって次の号が発売されてしまいました(しかも、今はそれを読んだ後)。

回想シーンは終わった。
シュートを打たなければいけない時間が残り3秒になる。
緑間は思う。
これは賭けだ…。
自分を信じる以上に仲間(チームメイト)を信じる必要がある。
オレが人事を尽くすだけでは足りない。
だが、不安はない。
このチームに人事を尽くしていない者などいない……!!
そう思う緑間の眼差しは鋭く強い。
そして。
緑間はボールを持っていないのにシュートモーションに入った。
驚く赤司、黄瀬、笠松、黒子、火神。
実渕や根武屋も驚いた様子で緑間のほうを見ている。
そんな中にあって、高尾のホークアイに力がこもる。
一方、緑間の近くで向かい合うよに立っている赤司は大きく眼をひらいて、(何をやっている…!? …まさか)と思う。
直後、緑間は手のひらが頭よりも高い位置に来るぐらいにあげ、バッッと跳んだ。
次の瞬間、緑間の手にはボールが……!
「な!?」
緑間に気を取られていた実渕が、近くにいる高尾のほうに眼をやった。
実渕の視線の先では、パスした直後らしい格好の高尾が鋭い表情でいる。
「まさか…、撃つのか!?
そのまま…」
紫原&氷室、黒子&火神、赤司が眼を見張っている。
そして、緑間がボールを放った。
ボールは高く飛び、さらに下降して、綺麗な弾道を描いて見事にゴールリングを撃ち抜いた。
驚く洛山メンバー。
一方、秀徳メンバーの意気は上がる。
観客席で見ている氷室は言う。
「確かにあの高さなら、たとえ未来(さき)が視えてもカットできない。
だが…難しいとか、そういうレベルの話じゃないぞ今のは…!!」

このとき、隣に立っている紫原は上半身右側のみなんですが、その横顔が美しいのです。
無言で、なにか考えているような表情。
むっくんってアホっぽい感じもしますが、案外、頭が良い気もするんですよね(記憶違いじゃなければ、むっくんの学業成績が悪いという記述はこれまで無かったはず)。
バスケの部活や試合などで問題行動してたりしますが、やったことは間違っていたかもしれないけど、言ったことには一理あると思います。
真面目な話をすると、やっぱり、才能の差ってあると思うんです。
努力したら努力した分、それが結果となって出たらいいですね。
でも、現実、そうなるとは限らない。
努力しても努力しても行き着けない高さがあって、だけど、その高さをクリアしてしまえる人もいる。
だから、どの時点かで、自分の中で折り合いを付けていくしかない。
それを、むっくんはクリアできるほうの立場にいて、たぶん、歯がゆくて、クリアできない人に折り合いをつけさせようとしてるんじゃないかな、って。
自分が悪者になっても。
そんなふうに、まあ、私は妄想したりしているのですが。
だから、このときのむっくんはなにを考えているのか気になりました。

また、誠凜チームでも、伊月が言う。
「決めた緑間も当然すごいが…、それだけじゃない。
緑間があまえた位置にドンピシャでパスを入れるなんて
信じられない正確さだ…!」
この「信じられない正確さだ…!」のセリフは高尾の姿の描かれたコマに入ってます。

うおおおおお、高緑ーーーーーーー!!!!!!
ていうか、マジ、高尾ハイスペックすぎるーーーーーー!!!!!!

さらに黄瀬が笠松に話す。
「……こんなの今までの緑間っちだったら考えられないっスね…」
「…え?」
「緑間っちは本来、絶対の自信を持ったシュートしか撃とうとはしないっス。
けど今のシュートはパスがどんなに正確でも通常のシュートよりやはり精度は落ちる。
いくら赤司っちに勝つためでも…
外れる事を覚悟したシュートを撃つなんて、よっぽど仲間(チームメイト)を信頼してねぇとしないはずっスよ」

うおおおおお、高緑ーーーーーーー!!!!!!
緑間を変えたのは、高尾ってことでいいですよね!?
緑間は高尾を信頼し、それに高尾は応えた。
信じられないような正確さの、うなるようなパスをしてみせた。

コートでは葉山がシュートを外した。
すかさず大坪がリバウンド。
それを見て、根武屋は思う。
この終盤でまた厳っついリバウンドしやがる…!
このオッサン、たいしたスタミナだぜ…!!

おーい、根武屋、大坪さんは確かにキミより年上だけどまだ高校三年生!
キミとは一歳しか違わないよ〜。
それなのにオッサンはないだろう。
このツッコミ入れておきたかったんです(笑)

「速攻!!」
そう指示しつつ大坪はボールを放った。
高尾がダッと走って、そのボールを受け取り、マークが付く直前にボールを放つ。
ボールは、すでにシュートの構えに入っていた緑間の手におさまり、さらに緑間の手から高く飛んで、やがてゴールリングを撃ち抜く。

残り5分9秒で、スコアは、洛山71、秀徳57、になる。

日向が黒子に言う。
「形は違うけどよ…、似てんな、お前らと」
その視線の先にあるのは、緑間と高尾の後ろ姿。
「まるで秀徳の光と影だぜ、あれは」
「……そうですね」

同意した黒子の顔に影が落ちてるように見えるんですが、どうしてなんでしょうか?
それでも緑間と高尾(秀徳)は赤司(洛山)に勝てないと先を読んでいるからか。
それとも、寂しいからか。
もしかして、黒子にも、やっぱり自分のパスがキセキの世代を助けているという自負があったのかなって、チラリ考えました。
だから、高尾が自分以上に良いパスをしてキセキの世代のひとりである緑間の信頼を勝ち得ていることが寂しいのかな、なんて想像してみたり。

緑間は赤司に告げる。
「カン違いするなよ、赤司。
秀徳はまだ死んではいない。勝負はこれからだ」
すると、赤司は言う。
「想定以上だ、真太郎。
……そうでなくてはな」
その赤司の顔には汗が浮かんでいた。

このときの赤司は穏やかに微笑んでいるように見えます。
「そうでなくてはな」というセリフからして、満足してるような、嬉しそうな感じがします。
赤司にとっての最終目標はどこにあるんでしょうね?
自分は勝って当たり前できたけれど、それが目標なのかはちょっとわからない。
単純なキャラ設定だったら、勝って当然で来たのが主人公に負けて改心するみたいな感じになるんだろうけど、ファンブックを読むとそうではなさそうな気がします。
本当は負けてもいいと思ってるんじゃないかな、って。
最終目的はそれじゃないから。
もしも、最終目的が、キセキの世代の成長、であるならば、もちろん自分が勝ち続けた上でそれが成し遂げられるのがベストだけれども、捨て駒のように負ける試合があってもかまわないし、だから今の緑間の成長は嬉しいのではないか、と。
将棋やってる人って、とにかく長い目で見ますからね。
ずっと先のことまで想定して、手を打ってきているはず。

まあ、それはともかくとして!
今回はグリーンレボリューションでした!!
高緑のバイブルとなる回でした。
おそるべし公式!!!!!!
ごちそうさまでした。
ありがとうございましたーーーーー!!!!!




作品名:WJネタバレ黒バス感想集 作家名:hujio