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WJネタバレ黒バス感想集

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184Qで黄黒妄想小ネタ



黒子は黄瀬に話しつつ、帝光中学時代のことを思い出す。
黄瀬がバスケ部に入部して、自分はその教育係となった。
けれども、あっという間に黄瀬に追い抜かれた。
スタメンに選ばれて喜ぶ黄瀬を、スタメンに選ばれなかった自分は寂しく眺めるしかなかった。
才能が違うのはわかっていた。
だが、やはり、くやしかった。負けたくないと思った。
「つまり僕は……、一方的ですが、あの時からずっと」
「黒子っち!」
セリフの途中で、黄瀬が名を呼び、次の瞬間には黒子の両手を捕らえて胸の高さまで上げた。
黄瀬は黒子の手を強く握り、感極まったような表情をしている。
「オレも同じっス!」
「は?」
「オレも、あの時からずっと、黒子っちのことが好きっス!!」
嬉しくて嬉しくてたまらないといった様子で、黄瀬は顔を輝かせ、会場中に響き渡るぐらいの大きな声で愛の告白をした。
一方、黒子のテンションは急降下する。
「……いえ、あの、そういうことでは」
「会場のみなさーん!」
黄瀬は黒子が訂正しようとする声が耳に入っていないらしく、観客席を見渡した。
そして、大声で宣言する。
「オレたち、幸せになります!」
戸惑っていた観客席の人々は、どうやら中学時代からの恋が実ったらしいカップルが成立したらしいと認識し、祝福の拍手がわき起こった。
「……あのムダにキラキラした顔にイグナイトパスしたい、それかミスディレクションしたい……」
黒子は暗い顔でぶつぶつとつぶやく。
しかし、黄瀬が手をしっかりつかんでいるので、イグナイトパスもミスディレクションもできないのだった……。







作品名:WJネタバレ黒バス感想集 作家名:hujio