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DQ4F

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第十一章「ライアン故郷へ帰る」



 一行はバトランドに到着した。
ライアンにとっては久しぶりの故郷である。
中に入るとライアンは感慨にふけっているようであった。
街を歩いていると、兵士たちがライアンに声をかけてくる。
だがパーティーに一人、がっかりしている人物がいる。
アリ-ナだ。
強物ばかりがいる国だと思いこんで来たのだが、街の様子がまったく普通であるため、あてが外れたのである。
クリフトが必死になだめているが、機嫌が直るには時間がかかりそうだ。

 ふと見ると、こちらに駆けて来る人影がある。
以前ライアンが助けたことがある、アレクスとフレアの夫婦であった。
どうやらライアンの姿を見かけてあいさつに来たらしい。
二人と別れた後、また街の人々の話を聞いてみる。
ある戦士からは、最近イムルの宿に泊まると不思議な夢を見るという話を聞いた。
後で行ってみようとみんなでうなずきあった。

 一通り街を歩いた一行は、バトランド王に会いに行くことにした。
ライアンは王に会うと、ソフィアたちを紹介し今までの出来事の報告をした。
王は勇者に出会うことができたライアンを褒め称え、ソフィアに地獄の帝王の討伐を頼んだ。
そしてライアンは王に、天空の盾のことを聞いてみた。
王の話では、現王の祖父王がガーデンブルグの女王に贈ってしまったらしい。
一行は顔を見合わせ、イムルの後はガーデンブルグに向かうことにした。

 王の下を離れ一階に降りると、ライアンの所に女性がやってきた。
これは私たちお邪魔よね、と三人は離れたところから二人を覗いた。
見ると二人でなにやら楽しそうに話をしている。
ソフィアとアリーナは顔を見合わせにっこりと微笑んだ
やがて女性と別れたライアンは、ソフィアたちの方にやってきた。
ライアンさんも隅におけませんねとからかうと、ライアンはよくわからない言い訳を一生懸命している。
ソフィアはかわいそうになって、それ以上追及するのはやめることにした。

 他の人にも話を聞いていくと、闇の市場で売りに出ていた黄金の腕輪が何者かに盗まれたという情報を耳にした。
とうとう黄金の腕輪が魔物の手に渡ったのね、とソフィアは直感で悟った。
こうなっては魔物たちの進化の秘法が完成するよりも先に、竜の神様に会わなければならない。
ライアンに急ぎましょうと告げ、ソフィアたちは馬車へと戻って行った。

作品名:DQ4F 作家名:malta