二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

DQ4F

INDEX|19ページ/22ページ|

次のページ前のページ
 

第十九章「最後の天空装備」



 ソフィアたち一行がエスターク神殿で入手した宝物の中にガスの壺があった。
ソフィアは空気より軽いガスを探している男を思い出し、ルーラでリバーサイドへ飛んだ。

 街へ到着した一行は件の男の店に行きガスの壺を渡した。
男が壺を開けるとガスが噴き出してくる。
このガスが男の探していたものらしい。
よろこんだ男から、お礼をするので明日またこの店に来て欲しいと頼まれた。

 あくる日一行が男の店を訪れると、ついに気球が完成したという。
そのお礼として第一号機をもらうことになった。
街の外に出てみると確かに気球がある。
一行は早速乗ってみた。
この気球は今まで越えられなかった岩山の上を飛んでいく。
何かを思い出したのか、トルネコが突然ヒルタン老人にもらった宝の地図を広げだした。
見ると岩山に囲まれた部分に×印が書いてある場所がある。
ここが宝のあり場所に違いないということになり、一行は気球でその場所へ向かった。

 そこには村があった。
一行は中に入ってみる。
その村はエルフの里であった。
確かにエルフが大勢いる。
村の中央に巨大な樹が立っているのでエルフの一人に聞いてみた。
するとその樹は世界樹で、上には世界樹の葉が生い茂っているという。

 ともかく樹に登ってみようとしたところ、樹の上の方から声が聞こえた。
どうやら助けを求めているようである。
しかも助けに来るなら三人で来て欲しいと言っている。
一体どういうことだろうとソフィアは思ったが、とりあえずアリーナ、マーニャとともに樹の中へ入っていった。
樹の中は空洞になっており、その中を上へ進んでいく。
しかし魔物はここにも住みついており一行に襲いかかる。
ソフィアたちは魔物を退けながら樹を登っていった。

 途中樹の葉が見えたので外に出て葉を摘んでみる。
ソフィアは世界樹の葉を手に入れた。
マーニャも葉を摘もうとしたが取ることができない。
どうやらパーティーが一度に持てるのは一枚だけのようである。
効力は後でトルネコに聞くことにした。

 一行はさらに上へと進む。
樹のてっぺんまでたどり着くと女性が倒れているのが見えた。
おそらく彼女が先ほど助けを呼んでいたのだろう。
三人が近くに駆け寄ると、なんとその女性の背中には翼があった。

 ソフィアたちが驚いていると、その女性が話し掛けてきた。
彼女はルーシアという名前で、天空城に住んでいる天空人であるという。
そして天空城から世界樹の葉を摘みに来たところ、魔物たちに翼を折られて城に戻れなくなり大変困っていたとのこと。
さらにルーシアは自分を天空城まで連れていって欲しいと頼んだ。

 ソフィアが天空城への行き方を聞く。
どうやら天空城は天空への塔から行けるようである。
だが天空への塔は、天空装備をすべて揃えないと入れないらしい。
天空装備はあと天空の剣を残すだけである。
天空の剣はこの樹にあるとルーシアは言う。
いずれにせよ一行は天空城へ行かなければならないため、ルーシアを一緒に連れていくことにした。
ルーシアはお礼を言って仲間に加わった。

 一行は世界樹の葉の上を奥へ進む。
宝箱を見つけて開けると中には天空の剣が入っていた。
ソフィアは天空の剣を手に入れた!
とうとうすべての天空装備を手に入れたのである。
ソフィアたちはすぐさま地上に戻り、馬車にいる仲間たちと合流した。

 早速トルネコに天空の剣を見せる。
だがトルネコは困ったような顔をした。
どうやらもっとすごい剣だと思っていたらしい。
確かに装備してもそれほどの威力を感じない。
他の防具は素晴らしいのになぜ剣は普通なのだろうとソフィアは思った。
だがこれで天空装備は揃った。
一行は次に、先ほどルーシアから聞いた天空への塔を目指すのであった。

作品名:DQ4F 作家名:malta