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DQ4F

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第二十章「空に浮かぶ城」



 ソフィアたちは天空への塔を探していた。ルーシアの話では、どこかの小さな島にあるそうである。
トルネコが宝の地図を開いてみると、地図の真ん中に小さな島があるのが見える。
一行はそこを目指すことにした。
 気球で洋上を探していると、回りを浅瀬に囲まれた島を発見した。
気球で降りてみる。

 島を探索していると、ゴットサイドという街を見つけた。
さっそく入ると街の中は割と広い。
一行は街の人々の話を聞いてみた。
ある老人はデスピサロがついに進化の秘法を完成させたと言う。
またある神父によると、デスピサロは地の底に潜り進化の秘法を使い始めたらしい。
第二のエスターク。
ソフィアはそう思った。
マーニャが言う。
あいつはもう人間に対する憎しみしかないから、こっちが別なこと考えてると勝てないわよ、と。
ソフィアはうなずいた。

 次にシスターに聞いてみる。
するとこの島は天空だけでなく闇の世界にも近いとのことである。
島の西にある深い洞窟がその入り口らしい。

 今度は空から落ちてきた人が地下室のベッドで寝ていると聞いてその人に会いに行った。
その人は天空人であった。
話し掛けると、ソフィアたちが来るのを待っていたとのこと。
このままでは本当に世界が滅んでしまうので、急いで竜の神様に会うよう頼まれた。
ソフィアたちはすぐさま天空への塔へ向かった。

 やっと天空への塔にたどり着き、ソフィアが見上げると塔は空へと向かって立っている。
こんな高い塔に本当に上れるのか、ソフィアは不安になった。
ともかく中へ入ってみると、やはり魔物が襲ってくる。
しかも難敵揃いである。
ソフィアたちは魔物を倒しながら上へと登っていく。
しかし一向に終わりが見えてこない。
どれだけ登ったのであろうか。
上への階段が見つからず、そのかわりに祭壇のようなものがある。
ソフィアたちはそこへ上ってみる。
なんと上から雲が降りてきた。
一行がそれに乗ると、雲は上へと登って行った。
着いた先に城が見える。
とうとうソフィアたちは天空城へ来たのである。

天空城に着くとルーシアがお礼を言い城の中へと駆けていった。
一行は竜の神様に会うべく階段を上っていく。
竜の神様は三階にいた。
おずおずと話しかける。
竜の神様はマスタードラゴンと名乗った。
マスタードラゴンはなぜソフィアたちがここに来たのかを知っていた。
しかしたとえ竜の神様であってもデスピサロの進化を止められないという。
人間が考えるほど万能な存在ではないらしい。
マスタードラゴンはさらに続ける。
人間は時として思わぬ力を出すことがある。
自分はそれにかけたいと。
そしてソフィアに力を授けた。
なんと天空の剣が輝きだした。
かくしてソフィアたちはマスタードラゴンよりデスピサロの討伐を任された。
天空の剣が気になったソフィアはトルネコに鑑定してもらう。
どうやらこの剣は大変なものらしい。
しかも戦いの時に使うと効果があるとのこと。
マスタードラゴンより力をもらい最強の剣となったのである。

 一行は他の人々にも話を聞いてみた。
ある部屋には本が保管されてあった。
そこにいる天空人に話しかけると、本の内容を教えてくれた。
進化の秘法とは、本来の進化の過程を歪めこの世にあらざる生き物を作りだせること。
そしてマスタードラゴン及び天空人は進化の秘法を使ったエスタークとの長い戦いの末、エスタークを地の底に封印したことなど。

 また別な部屋には三人のエルフがいた。
あれはさえずりの塔にいたエルフね、とアリーナがつぶやいた。

 二階に入るとミニデーモンがいる。
ソフィアは一瞬驚いたが話しかけてみた。
ミニデーモンは世界樹の苗を育てていると言い世界樹の滴をくれた。

 さらに奥の部屋に入ると天空人の女性がいたので話を聞いてみる。
すると地上に降りてきこりの若者と恋に落ちた天空人の娘の話をしてくれた。
さらに、その娘は地上に残してきた子供のことを忘れたことはないと言い、ソフィアを見て涙ぐんでいる。
ソフィアもその女性を見ていると、なぜか懐かしい気持ちになった。

 女性と別れ次の部屋に行く。
そこにいるシスターに話しかけると、デスピサロは進化の秘法の邪魔をされぬよう結界を張ったため、まずその結界を破らねばならないとのことである。
部屋には他にドラゴンが二匹と、先ほど別れたルーシアがいた。
どうやらルーシアはドラゴンたちの世話係らしい。
天空城まで連れてきてもらったお礼にとドランという名前のドラゴンを貸してくれた。
ドランが仲間になった。

 ルーシアと別れ部屋の外に出ると雲に穴が空いている。
近くにいる天空人に聞くと、下から邪悪な波動が雲を貫いて行ったそうである。
デスピサロのいる闇の世界への入り口は天空城の真下にあると聞いた。
それならばこの雲の穴から行けそうである。
一行は穴に飛び込んだ。
考えた通り落ちた先には闇の世界への入り口があった。
ソフィアたちは最後の戦いの舞台へと向かうのであった。

作品名:DQ4F 作家名:malta