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Muv-Luv A Lost Human ~消えたはずの男~

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外伝 紅の姉妹とウサギちゃんと皐月ちゃん


2001.某月
横浜基地
「うーん・・・・・ここ、どこだろう?」
やや青みのかかった綺麗な銀髪の少女、イーニァ・シェスチナは道に迷っていた。
「クリスカ~・・・どこ~・・・・・?」
だんだん涙目になるイーニァ。
その様子は迷子になった子供だ。
「・・・・・どうした、の?」
「えっ・・・・・?」
イーニァは突然後ろから一人の少女に声をかけられた。
「あなた・・・だれ?」
「・・・・社・・・霞です・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
二人の間に沈黙が続く。
「・・・・・」←リーディング中
「・・・・・」←リーディング中
たしかに二人してリーディングしていたらそうなる。
「(・・・うさぎさん?)」
「(・・・くま、さん?)」
なぜそんなイメージが浮かんだのだろうか・・・・・
沈黙を破ったのはイーニァだった。
「ねぇ、うさぎさん見せて?私もミーシャを見せてあげる!」
「・・・いい、です・・ね・・・・・」満面の笑顔で二人は歩いていったそうです。
・・・手を繋ぎ、スキップしながら。
その光景を見た白銀は霞もスキップするんだ・・・という新発見を驚いていた。

所変わってこちらはイーニァを探すクリスカ。
「どこにいったんだ・・・イーニァは・・・・・?」
「どうしたんですか?」
「!?」
クリスカが振り返るとそこには一人の少女が立っていた。
「(イーニァに・・・似ている・・・・・?)」
その刹那、その少女はこう言った。
「こんにちは、お久しぶりです。

お姉さま?」

「!!?」
クリスカは全身から力が抜けるような感覚と、何か、底知れぬ恐怖が湧き出してきた。
冷たい海、孤独な底、恐怖の闇、自分を苦しめる"なにか"が一気に溢れ出してくる。
「ふふ、心配しないでください。あなたは普通の方なんですから」
「・・・・・!?」
気づくと、自分を苦しめる"なにか"は消え去り、いつもの自分に戻っていた。
「どういうことだ・・・おい・・・・・!?」
前を向き直すと、そこには誰もいなかった。
「一体・・・なんだと言うんだ・・・・・?」
クリスカは気味悪く思いつつも、再びイーニァを探し始めた。
「・・・・・」
彼女の後ろにいた皐月を置いて・・・・・

数刻後
「・・・・・」
クリスカは唖然としていた。
それもそのはずである。
「ねぇねぇ!そのうさぎさん、かわいいね!」
「ミーシャも・・・かわいい、です・・・・・」
自室のベットの上でイーニァと社が遊んでいたのだから。
「・・・私のやって来たことって・・・・・」
ハァ、と溜め息をつくクリスカ。
その後、二人に巻き込まれておままごとが始まり、なぜかクリスカは父親役になるのだが、それは別の話。
ちなみにその途中で社を探しにきた白銀も混じり、トランプ大会が始まったのも別の話。