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グランギニョールは微笑んだ 第一章

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抗う者達


「…はい、これが例のデータです。」
眼鏡を掛けた少女はクラウディア・レネトン大統領にチップを渡した。クラウディア大統領は有難う御座います、理香子と語った。
「可笑しいですね、何でブレインジャックが出て来るんでしょうか?」
「…これは非常事態です。各国が対処出来るのが心配ですがそれよりも心配なのは…、」
理香子が言うのは、またもや、LBXによるクーデター。との事。
「私はこの事を放送し、非常事態宣言と言います。…理香子は事態を解析する様に。」
理香子はハイ、分かりました大統領と言い去って行った。

(今更何を…、ミゼル、オプティマスの意志があの3人に受け継がれている事を知らずに動くなんて…。)
理香子の言う事に、一部疑問があった。
理香子の服装は白衣の研究服だが、中身が問題だった。…水着みたいな服装をしていたので問題ありすぎだが。
「…未だにアルファQやフォースチップ、マイクロンの解析が進んでないわ。はぁ、あのお方に叱られる。」
理香子が出したのはジェネラルだった…がそれを改良していたのか、極限的に改造されていた。
「ジェネラルタイプUNがあれば、何でもOKなのよね。」
理香子は笑い、腕にエネルゴンクリスタルのブレスレットが光っていた。

ハーケンは起こっている事態に怯えていた。
「…一体、どうして!?」
機械が暴れだした事よりも、LBXがクーデター起こしていた事が心配だった。
LBXで止めるしかない。しかしこの機体を何て呼べば良いのだろうか?
漆黒…、幻影みたいに…亡霊…。
「…ファントム!」
漆黒の亡霊が、今此処に現れた。

「…ヒルヘルドエフェクト、展開」
”彼女”はそれを使い機体を無力化していた。暴れているポリスロボは彼女に銃を向けるも彼女は疾風の様に回避し武器を展開した。
「G・SHOT」
ガトリングガンを発射し、ロボを破壊していた彼女はこう口にした。
「敵生命排除しました。45%完了。」
あまりにも機械的な言葉、あまりにも感情の無い言葉。
彼女は「シオン、今すぐ助けに行きます。」と言い去って行った。
それを隠れるように見ていた十六夜咲夜はこう語る。

(あれがヴェクター・インダストリーの要とされているアンドロイドKOS-MOS…。彼が考えている通り、任務は遂行できそうね。)
月は赤い、なら今すぐ破壊しなければならない。

光は、希望は何処へ行ったのだろうか?