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ますたーど
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The world make kaput <1章:2>

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金色の大怪鳥



ラウル:
「エリス、そういえばあの爆弾持ってきたのか?」

エリス:
「もちろんっすよ!そりゃもうどっさりと♪」
そう言ってポンポンとポーチを叩いてみせた。

ラウル:
「そうか、なら俺が許可するまで使用禁止な」

エリス:
「は~ぃ…え?!なななななんでですか?!」

ラウル:
「なんででもだ。分かったな」

エリス:
「ブーブー!ラウルさんのケチんぼ~」

ラウル:
「うるさい。ほら、来た……?」

エリス:
「ぉお~?」
イヤンクックの羽ばたく音が聞こえてくると逆光で見えなかった全体像がはっきりとしてきた。
それと同時に2人は言葉を無くした。
いや、ラウル1人が…

ラウル:
「…………」

エリス:
「わ~キレイ~」
舞い降りた大怪鳥は通常のものとはかなり異なっていた。
姿形はイヤンクックだが、かなり大きい。
一般的にキングサイズといわれているものよりも2回りも3回り以上も…そしてなによりも異なっていたのは、その金色に輝く体躯だ。
ソレは、太陽に照らされ直視できない程に輝きを増していく。
目をシパシパさせながらイヤンクックを見ていたエリスがラウルの方を見るとイヤンクックを一線に見据え額から汗を流していた。

エリス:
「…ラウルさん?」

ラウル:
「…エリス…」
今までに無い重みを持った声にさすがのエリスも緊張する…

エリス:
「な、なんすか?」

ラウル:
「爆弾の使用を許可する…」

エリス:
「まぢすか?!」
思いがけない発言にびっくりしたものの爆弾許可がよほど嬉しかったのか笑顔を通り越してニヤつきながらポーチから小タル爆弾ESを取り出した。
依然、ラウルはイヤンクックを見据えたまま動こうとしない。
エリスはそんな事も気にすることはなくイヤンクックの足下に爆弾を投げ付けた。