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主人公惣受け物語~アニポケ・ジョウト編~

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第2話『ウツギ研究所でご対面』

前書き

いよいよ、サトシ達の前にケンタとマリナが登場!



それと、ジュンイチスマン! お前の話題、一切触れてないわ(^_^;)






コトネ「サトシ、もうすぐ研究所ってことね」


サトシ「そんなに急ぐなよ、コトネ」


 コトネがサトシの手を引っ張る形で走っている間に、ウツギ研究所付近へと到着したサトシとコトネ。


ヒカリ「ちょっと、あたし達を置いて行かないでよ〜!」


ハルカ「は、早すぎかも〜!」


 サトシとコトネに遅れを取った面々も、続々と二人に追いつく。猛スピードで走り込んだせいか、かなり息を切らしているようである。


コトネ(少しでもサトシと二人っきりの時間を作ろうと思ったんだけど、そう上手くはいかないってことね♪)


 コトネがサトシの手を引っ張って研究所に向かったのは、少しでもサトシとの時間を作りたかったからである。まだあどけなさの残る容姿とは裏腹に、あざとい発想の持ち主である。後から来た面々が息を整えるのを待って、コトネは話しを始める。


コトネ「みんな、あれがウツギ研究所よ。分かっていると思うけれど、オーキド研究所、オダマキ研究所、ナナカマド研究所、アララギ研究所と同じく、新人トレーナーが最初の一体を選ぶ場所でもあるの」


アイリス「あれが、ウツギ研究所ね」


デント「ん〜、他の研究所とは違ったテイストだね」


コトネ「テイスト?」


サトシ「あぁ、デントはポケモンソムリエなんだ」


 ウツギ研究所の周辺に漂う独特の雰囲気をテイスティングしているデントを、不思議そうに見つめるコトネ。それを見たサトシがコトネにデントがポケモンソムリエであることを告げ、さらにポケモンソムリエがどんな職業であるかということをタケシが説明する。


コトネ「世の中にはあたし達の知らない職業があるのね」


アイリス「まぁ、他のポケモンソムリエがどうなっているのかは分からないけれど、デントの場合はたまに職業病みたいな副産物が出てくるから、ちょっと面倒臭いのよね(汗)」


コトネ「あ、あぁ、そうなんだ…」


 コトネがデントについて理解したところで、サトシ達は研究所の玄関前へと移動し、扉を開けて研究所内部へと足を踏み入れる。


ウツギ「! やぁ、サトシ君達じゃないか! 久方ぶりだね」


サトシ「お久しぶりです。ウツギ博士」


カスミ「お元気そうで何よりです」


タケシ「ご無沙汰しております」


 サトシ達が入ると、研究所内でウツギ博士が出迎える。まず、博士の声掛けに対して博士とは面識のあるサトシ、カスミ、タケシが返事をする。その後、残りの面々が博士に自己紹介を済ませ、他愛もない談笑を始める。


ウツギ「この前の電話でも聞いたんだけど、サトシ君は今度の『ワールド・チャンピオン・リーグ』の予選選考会に出場するんだろう?」


サトシ「はい! その為にこの間までみんなで特訓のためにカントーを回っていました」


ウツギ「そうだったのか。あっ、この予選選考会の出場選手登録はポケモンセンターで出来るよ。ここからだと、ヨシノシティが近いかな? もちろん、『ワールド・チャンピオン・フェスティバル』の出場選手登録もそこで出来るよ」


ヒカリ「教えてくださってありがとうございます」


 ウツギ博士によると、サトシ達がそれぞれ出場する2つの世界大会の予選選考会の出場選手登録はポケモンセンターで出来るようだ。選考会に関する情報を入手したサトシ達は、丁寧に博士に御礼を言う。


コトネ「博士、ところでケンタとマリリンはどこにいるのですか?」


ウツギ「あぁ、二人ならコトネちゃんがサトシ君達を迎えに行った直後にまた研究所の外庭に出て行ったよ。そろそろ、戻ってくる頃だと思うよ」


 博士がケンタとマリナが外に出ているといったその数秒後、


ケンタ「ふぅ〜、バクフーンは本日も絶好調だったぜ」


マリナ「絶好調なのは良いけれど、ちょっと飛ばしすぎなんじゃない?」


ケンタ「俺のバトルスタイルは直球一本槍。調子が良い時こそ、全力でぶつかっていかなきゃ!」


バクフーン「バクバァ!」


マリナ「はぁ、バクフーンまで…。まぁ、それがケンタとケンタのポケモン達の良いところでもあるんだけどね」


 研究所の外庭まで出かけていたケンタとマリナが、研究所内へと戻ってきた。


コトネ「お疲れ、ケンタにマリリン」


ケンタ「サンキュー、コトネ。ん? 結構人が入っているな」


マリナ「ひょっとして、この人たちがコトネの言っていた人達?」


コトネ「そうよ。今丁度みんなでケンタとマリリンを待っていたところなの」


 ケンタとマリナは研究所内にいるサトシ達に気づき、二人とも身体をサトシ達の方に向ける。


ケンタ「俺、ケンタ。これからよろしくな」


サトシ「俺はサトシ。こちらこそよろしくな」


 まず、ケンタがサトシに近づき、お互いに自己紹介をしながら握手をする。こちらは無難に初対面といったところだ。


マリナ「私はマリナ。今はワカバタウンで静養中だけど、アイドル・トップコーディネーターとして活動しているわ。よろしくね」


 次に、マリナが可愛らしくウィンクをしながら、自己紹介をする。


ハルカ「わたしは、ハルカ。以前ジョウトを旅していた時に、あなたの活躍は常にチェックしていたわ。今日会うことが出来て、本当に光栄だわ!」


ヒカリ「あたし、ヒカリ。今コンテスト界で大人気の有名人に出会えるなんて、感激!」


マリナ「ふふふ、わたしもあなた達のことはテレビでよく見たわ。『ホウエンの舞姫』のハルカに、『シンオウの妖精』のヒカリでしょ? ミクリカップの二人の対戦もそうだったし、この間の『ウィナーズ・カップ』での二人の対戦も目を見張るものだったわ」


ヒカリ「!? マリナに名前を憶えてもらえるなんて…」


ハルカ「お、驚きかも…」


マリナ「ふふふ、二人とも大げさよ。年齢も近いし、これからなかよくしましょう」


ヒカリ・ハルカ「「えぇ、こちらこそ」」


 ハルカとヒカリも、順調にマリナと初顔合わせが完了したようだ。その後、残りの面々もケンタ、マリナと親交を深め、すっかり全員仲間と化していた。これから、ジョウト地方を巡る旅が始まるのだが、幸先の良いスタートが切れそうだ。


続く





後書き

早く次の話を描きたい衝動に駆られ、無理やり終わらせた感が…


ちなみに、『ウィナーズ・カップ』はサトシがイッシュ地方を旅している間に、ハルカとヒカリが出場したこの作品オリジナルのコンテスト大会です。