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獄寺百花@ついったん
獄寺百花@ついったん
novelistID. 7342
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初ツナ

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そして、お前と私が闘い勝利しなければ敗者の右腕が殺されてしまう…。
命を懸けて己が右腕を護り通せるか…。
私が試したいことは、それだけだ。」

「そんな…!?」

綱吉は驚き、少しだけ震えた。

「恐怖は時に人を支配する。
デーチモ、私と闘うのだ。
臆することなど何もないのだから。」

「………。」

綱吉は無言で死ぬ気丸とグローブを出し、超死ぬ気モードとなった。

「初代…。俺はお前に勝ち、俺の仲間を返してもらう!!」

「…向かってこい。」

ジョットのその言葉を合図に、戦闘が始まった。

零地点突破で封じられた身体の嵐二人は、お互いのボスを信じきって闘いをみつめていた。

決して、加勢などしようとはしなかった。

「イクスバーナー!」

綱吉がイクスバーナーを繰り出す。
だが、紙一重でかわされてしまった。

「その程度か、デーチモ…
それでは右腕を助けられぬぞ。」
ジョットは綱吉の攻撃を避けながら、零地点突破を繰り出した。

「…くっ。」

ギリギリでかわしたが、少し綱吉の体勢が崩れた。

その隙をジョットは見逃さなかった。

「デーチモ…。」

ジョットは綱吉に攻撃を加えた。だが…

「うぉぉぉぉっ!」

必死にジョットの拳を受け止める綱吉。

そのようすを見たジョットは、少しばかり驚いた。

「俺は、俺が戦っている理由は…仲間を護る為だ!
だから俺は傷ついても、
仲間が傷つけられることは許せない!!」

綱吉は必死の形相でジョットに訴える。

「………」

「初代…。だから、だから…
俺は貴方も傷つけたくないんです!」

死ぬ気モードがとける。
綱吉は地面に落ちそうになった所を、ジョットに助けられた。

「デーチモ…。お前の覚悟はよくわかった。
仲間を、私をも傷つけたくないというお前の心…。
私に伝わったぞ。」

「初代…。」

空中で俗に言う、お姫様抱っこをされながら綱吉は言った。

「G、獄寺隼人、すまなかった…」

ジョットは地面に降り、綱吉を下ろすと自分がかけた零地点突破を解除した。

「ったく、いつもてめぇのワガママに付き合うのは骨が折れるぜ。」

「じゅうだいめ!!?
大丈夫ですか、お怪我は?」

獄寺が綱吉にかけよる。

「うん、大丈夫だよ!
…獄寺君は怪我とかしてない?」
「俺はいつもどおりピンピンしてますっ!」

獄寺は笑顔でそういった。

「…全てに染まりつつ全てを包容する大空とは、闘いに染まりつつもその中で守護者を包容するという意味でもある。
つまり、ボスと守護者の絆が無く互いを信じ合える事が出来なければ継承を認めることはできなかった。
だが、デーチモの右腕である獄寺隼人はデーチモを信じ何もしなかった。
そうだろう?…G。」

ジョットがGの方を見る。

「あぁ、隼人はデーチモを信じてたぜ。目に宿る意思もデーチモを完全に信じていた目だったな。」
そういうと、Gは赤い煙につつまれ何処かに消えてしまった。

「…よくやった、デーチモ。
大空の継承をここに認めよう…」
ジョットがオレンジの炎につつまれ消えようとする。

「ま、待って下さい!」

綱吉がジョットを呼び止めた。

「ん?」

「あ、あの…。
貴方の事を名前で呼んでもいいですか?
俺は貴方に認められたのでしょう?」

頬を薔薇色に染めながら綱吉は言った。

「もちろんいいぞっ
そうか、だから綱吉は私の事を初代と呼んでいたのか…。」

ジョットが納得したように頷く。
「じょ…じょっと、さん…」

綱吉が目をふせがちに顔を赤らめながら言った。

「綱吉ぃ!!!!」

ジョットが綱吉を抱きしめる。

「うわっ?」

「決めたぞ!
私は綱吉の家に居候するっ」

ジョットが元気よく言う。

「えぇ!?」

綱吉は突拍子の無い声をあげた。
「私は幽霊みたいなものだ、飯を食わなくともやっていけるぞっ」
「わかりました…」

「いいのかっ!?」

「いえ、許可とらなくても来るでしょう?」

「まぁそうだな…」

こうして、ジョットは綱吉の家に居候することとなった。

二人の新婚生活の様子は、また別の物語…



End☆



おまけ★

「新婚生活って何!!?」

「新婚生活、か…。いいひびきだ。私が夫で、綱吉が妻だなっ」

「いやいや…
居候するだけでしょう!!?」

「イタリアでは、どんな形にせよ愛する二人が一緒に住む事を同棲というのだ!」

「日本でもそうですけど…」

「まぁよいっ
綱吉、毎晩抱きしめて離さないぞ♪」

「うぅ、気が重くなってきた…」
作品名:初ツナ 作家名:獄寺百花@ついったん