二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

どうか目を覚まさないで。

INDEX|1ページ/2ページ|

次のページ
 
雲雀の髪を、優しく撫でる。
ふわり、ふわり、シャンプーの香りがする。
いつも通りの、雲雀の香りだ。

ひとつ、いつもと違うのは、自分が彼を見下ろしていること。
今、雲雀は横たわってぐっすりと熟睡しているのだから、それは当たり前のようだけど、
そういう意味ではなく。


―――――――――――― 深夜の0時から、2時までの2時間。


この時間は、とても特別な時間。
アルコバレーノの他でもなく、風だけに与えられた、



・・・元の姿に戻る時間。


リボーン達にはなく、風だけに与えられた時間。
原因も理由も全く解かっていない。

けれど、解からなくていい。解からない方がいい。
こうして、夜な夜な起き出して、雲雀の髪を撫でる。
それだけ。
それだけでいいのだ。