どうか目を覚まさないで。
雲雀の髪を、優しく撫でる。
ふわり、ふわり、シャンプーの香りがする。
いつも通りの、雲雀の香りだ。
ひとつ、いつもと違うのは、自分が彼を見下ろしていること。
今、雲雀は横たわってぐっすりと熟睡しているのだから、それは当たり前のようだけど、
そういう意味ではなく。
―――――――――――― 深夜の0時から、2時までの2時間。
この時間は、とても特別な時間。
アルコバレーノの他でもなく、風だけに与えられた、
・・・元の姿に戻る時間。
リボーン達にはなく、風だけに与えられた時間。
原因も理由も全く解かっていない。
けれど、解からなくていい。解からない方がいい。
こうして、夜な夜な起き出して、雲雀の髪を撫でる。
それだけ。
それだけでいいのだ。
ふわり、ふわり、シャンプーの香りがする。
いつも通りの、雲雀の香りだ。
ひとつ、いつもと違うのは、自分が彼を見下ろしていること。
今、雲雀は横たわってぐっすりと熟睡しているのだから、それは当たり前のようだけど、
そういう意味ではなく。
―――――――――――― 深夜の0時から、2時までの2時間。
この時間は、とても特別な時間。
アルコバレーノの他でもなく、風だけに与えられた、
・・・元の姿に戻る時間。
リボーン達にはなく、風だけに与えられた時間。
原因も理由も全く解かっていない。
けれど、解からなくていい。解からない方がいい。
こうして、夜な夜な起き出して、雲雀の髪を撫でる。
それだけ。
それだけでいいのだ。
作品名:どうか目を覚まさないで。 作家名:猫屋敷