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歌うように囁く言葉は、ドイツに、そしてローマ帝国自身にも言い聞かせるような響きを含んでいた。ぼんやりした思考のままで頷くと、「いい子だな、お前は。やっぱり聖人だ」と屈託なく笑われた。頭を撫でる手はとても温かくて、閉じた目の奥まで熱くなった。