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SSやオフ再録

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リオ・ナユの場合

リオ:七夕でしょ?

ナユ:・・・だから何です・・・?

リオ:相変わらず愛想がないね、貴様は。せっかくのイベントでしょ?軍主が率先して楽しみなよ?

ナユ:あんたの短冊見てたら楽しめませんよ。何で渡した短冊にことごとくろくでもないこと書いてんですかね!?

リオ:え〜?何で。叶えて欲しいこと書くんでしょ?

ナユ:そうですよ。そうですが普通はもっと・・・いえ、あなたに言っても仕方無い事でしたね・・・。それらはあなたの部屋にでも飾ってて下さい。

リオ:そんな冷たい事言ったら、泣くよ?

ナユ:泣くなりなんなりどうぞ(絶対泣かないくせに)。ホールの笹のはには飾らせませんからね。

リオ:へえ、貴様強気だね?誰に向かって言ってるのか分かってる?

ナユ:・・・やる気ですか・・・?

ホールではすでに誰もが避難済み。はでにやりあう2人にあきれつつ(つか、なんでそんなしょうもないことで命がけのやりあいになるんだ)、テッドは落ちているリオの短冊を見た。

「世界征服」「ソウルへの餌」「ナユの命」

サーッといろいろなものがひいていくテッド。とりあえず一枚をとり、ビリっとちぎる。

テッド:リオ、とりあえず1枚だけで妥協しておけよ。欲張ってもろくなことないぞ。ほら、これでいいんじゃね?

さっとナユの攻撃をよけたリオはチロッとテッドを見たあとさっとテッドが持っていた短冊をとる。

リオ:・・・じゃあ、これだけで満足しておくよ。貴様、この僕が妥協したんだからね、1つくらいは飾らせてもらうよ?

ナユ:・・・どれもろくなもんじゃないじゃないですか・・・。・・・分かりましたよ。じゃあそれだけ飾ってもいいですよ・・・どうせ破れてるし。

リオ:ふふ。飾った。これ、願い事叶うんでしょ?

ナユ:(なんだ?この殺戮魔がなんだかやたら可愛らしいことを・・・)えっと・・・さあ、まあ、叶うんじゃ・・・ってどれ叶っても困りますっ。

そういいながらさっとナユはリオがつった破られた短冊を見た。

「ナユ」・・・あとはちぎれている

真っ赤になり派手に動揺するナユをニッコリ見たリオは、じゃあ、欲しいもの、もらうね、とナユを抱えて歩いていく。途中で我にかえったナユはぎゃあぎゃあ言っている様子だがリオは無視して、どんどん進んでいった。

テッド:・・・悪い、ナユ。

作品名:SSやオフ再録 作家名:かなみ