SSやオフ再録
仮定:会うことのない面々が会ったらシリーズ3
朱璃:じゃあ、会談始めますよお?
ナギ:はーい。あ、会うの初めてだよねー?俺ナギ。ナギって呼んでねー、よろしく。
ナユ:ナユです。はじめまして。ナユって呼んでください。
朱璃:朱璃です。はじめましてえ、どうぞよろしくー。僕も呼び捨てでいいですよお。
ナギ:わあ、何か胡散臭い笑顔だよねー?なんかティルやリオさんみたい。
ナユ:・・・。うん、でもまあ、確かに。朱璃、僕達分身みたいなものですし、あの、普通にしてくれたらいいですよ?
朱璃:・・・くくく。そう。分かったよ。いやあ、楽しそうな人らで良かったよ。俺ほんとうざい奴らならどうしようかって思ってたからね。
ナギ:うわあ、変わりすぎだよねー?なんか見た目がすっごい綺麗なだけに余計恐ろしく見えるよね?
ナユ:間違ってない、確かに間違ってはいないですけど、ナギ。無邪気にストレートですよね。
朱璃:ナユ、お前もな。
ナギ:ねえ、ところで朱璃、翆さんってどんな人?俺らまだ会ったことないんだよねー。
ナユ:やっぱどこかゆがんでるとか、変態とか?
朱璃:・・・ナユ・・・。お前ほんとにえーとああ、リオの事好きなのか?何その感想。
ナギ:だよねー?ほんとリオさんに対してそっけないっていうか、嫌がってるとしか思えないんだよなー。
ナユ:・・・仕方ないでしょう、ほんとにゆがんでて殺戮魔の変態なんですから。僕だってわざと好きになった訳じゃない。・・・たしかにいい所もありますけど・・・。
最後は赤くなって俯く。
朱璃:へえー?ナユって可愛いーい。そういう所が嗜虐心湧く原因なんじゃないのか?くくっ、苛めて楽しみたい、みたいなさあ?
ナギ:え?し、しぎゃく・・・?苛めて楽しむ・・・?
ナユ:・・・なんだか朱璃ってほんのりあの殺戮魔とかぶるところがあるような・・・?
朱璃:あは、やあねえ、自分の男と重なるなんてえー。俺に興味もった?寝てみる?
ナギ:・・・・・。
ナユ:・・・遠慮します。
朱璃:何マジにうけとってんだよ?冗談にきまってんだろ?俺は翆だけだよ。他は別にいらない。
ナギ:うわー、一途なんだー。それにしても、その、朱璃って、その、翆さんとする時って、えーと、抱くほうなんだ?
朱璃:は?ああ、うんそうだよ?まあ俺はどっちでも大丈夫だけどさあ、多分翆は俺をやるなんて無理じゃないかなあ?
ナユ:・・・やるって・・・。
ナギ:・・・あは。
2人とも何となく顔が赤くなった。
朱璃:なんだか俺の分身達は純情だねえ。まあ可愛くていいけど。ま、俺も外見だけは可愛いんだけどねー。
ナユ:朱璃って、いい性格してますね。
ナギ:朱璃は可愛いっていうより綺麗だぞ?その瞳の色も凄い綺麗だよな。
朱璃:・・・なんだかまるで口説かれてるみたいだよね。でも、どうも。お前達の瞳は琥珀色なんだな。ん、でもナユのは見る時によっちゃあ、金色に見える時もあるね。でも、まあ俺に容姿どうこう言われるより、自分の男に言われたいだろ?ねえ、お前達って可愛いけど、よく相手に褒められるの?それともあの時とかに言われるの?
ナギ:俺はあんまり可愛いってのは嬉しくない。どうせなら男らしいって言われたいけど・・・。でもティルがよく可愛いって言ってくれる時はなぜか嬉しいんだよね、実は。でも、あの時って何?
朱璃:あは。とんだおとぼけさんだね。あの時はあの時だけど。ナユは分かってるみたいだのにね?睦言だよ。
そう聞いて真っ赤になっているナギ。
ナユ:あの殺戮魔が僕を褒めるような事を言う訳ないじゃないですか。百歩間違っても言いませんよ。
朱璃:へえ。じゃああの時も?まさか黙々とする訳じゃないだろ?
ナユ:・・・何でそんな事言わなきゃなんないんです?
朱璃:いいじゃない。分身の仲なんだし?ここは話し合いの場なんだし。たまにはそういう話で盛り上がろうよ?
ナユ:たまにはって、今日会ったのが初めてでしょうが・・・?ほんと殺戮魔とかと被る人ですね。・・・まあ、いいですけど。だいたい睦言なんて人に話す事じゃないでしょうが。どのみちあんまり覚えてませんよ。なんか言ったりしてますけど・・・その、どっちかといえばその最中ですら僕を苛めて楽しんでるような人なんですから・・・。
朱璃:うわお。そんなのも楽しいよね。お前だってそれなりに言われて感じてんじゃない?
ナユ:んなっ・・・
ナユ、真っ赤になって口をぱくぱくさせている。
朱璃:そういやナギは?どんな感じ?こっちはナユらと違って健全Hそうだよな。
ナギ:うーん、実は俺達って、まだ体の関係ないんだー・・・。
朱璃:えー、何でまた。お互いよくまあ我慢できるよな。
ナギ:えっと、我慢ってほどじゃないけど・・・。でもずっとしてくんないのかなって時々寂しくなるか、な?
朱璃:ティルって奴は何で手を出してこないんだろ?実は女専門とか?
ナギ:ええっ?そうなのかな!?
ナユ:ナギ・・・。ナギが好きだって言ってるのに女の人しかだめって訳ないでしょう・・・。朱璃、ティルさんはあれですよ、ナギが大切なあまり手を出せないでいるような感じです。
朱璃:あは、そうなんだ。くくく、お前らって言うかナユの話聞いていたらさあ、お前らのマクドールは変態とヘタレって事に聞こえるぞ?
ナギ:そっそんな事ないよっ、ティルはかっこよくて強いんだよー?俺はティルの事大好きなんだからな。
ナユ:・・・でもあながち間違ってないように思えますが・・・。朱璃の相手の翆さんはそんな事ないんですか?
朱璃:ああ、そういやさっきも聞かれてたのに答えてないよね。翆はねえ、もうそりゃあ可愛い!!見た目は可愛いっていうより綺麗な感じでさあ、真面目なお堅い人なんだけどさ、中身はもう、すっげえ可愛いんだよね。ありえないくらい恥ずかしがりやで寂しがりやなんだけどさ、本人はそんな事ないつもりなんだぜ?ですっげえお菓子が大好きでさあ、もう俺手作りしまくり?あの人が喜んでくれるなら何でもするね、俺。あんまり笑わないんだけどさあ、たまに笑ったらもう。完全ノックアウトだよね。でもヤキモチ妬きなんだよね。まあそこも可愛いんだけどね?そんであの時がまた。もう最高の表情してくれんだよね。俺もうそれだけでイけそうだよ。普段堅い口調のくせにアン時はやたら可愛らしい事言っちゃってるしさあ。あーもうほんと最高の人なんだよねー?ってこんな話してたら会いたくなってきた。俺、もう抜けていい?じゃ、またね!!
ナギ:・・・もう行っちゃった・・・。何か、凄いよな・・・?
ナユ:ベタ褒め・・・?僕、ちょっと翆さんに会ってみたくなってきました・・・。