日番谷冬獅郎 の憂鬱
「この私に組めと申すに、来てみたが・・・・・・なぜ、兄なのだ」
世界中の残念を集めたような顔をして日番谷の前に白哉が姿を見せたのは予定より
きっかり一時間遅れてのことだった。
「それはこっちのセリフだぜ。というか、人をこれだけ待たせてその台詞かよ」
白哉は何が悪いのかさっぱりわからぬといった風情で、
「貴族には貴族の、平民には平民のそれぞれの時間の流れというものがある。
待つのが嫌ならば帰るがよかろう」
「あ~あ~、もううるせーな。どうせお前の所の妹が見当たらないか何かだろ?」
白哉は驚きの目で日番谷を見る。
「それは・・・・・・兄の天賦の才か?」
「はあ?」
「いや、平民に貴族の行動の機微など・・・・・・云々」
まずい。人の話を聞いてねえ。
白哉が自分モードに入ってきた。
このままだと戦闘にも入れそうにない。
「まあ、とりあえず俺とお前が今日のタッグだ。よろしく頼む」
「断る」
即答かよ。
「いや、そういわれても」
断りたいのはこっちの方だともう、白哉の耳元で叫び散らしたいが、
そういうわけにもいかない。
「そもそも、我々は、ほとんど何の接点もないはずだが。確か、コミックス1回、
廊下ですれ違うこと72回、隊首会で顔を会わすこと49回・・・・・」
と白哉は襟元から黒い冊子のようなものを見、さらに筆で何かを記録している。
「おい、もしかしてすべて数えて記録してんのかよ」
「無論。朽木家当主ともなれば、その一挙手一投足が、「朽木家家史」として
記録に残ることになる。まあ、平民その他にはこれから先も関係ない事柄だろうが」
はいはい平民その他ですいません、と日番谷はもう突っ込む気すら起きない。
「とりあえず戦いだ。そろそろ相手がくるぞ」
「ふっ、この間の戦いは不覚をとったものだが、この朽木白哉の名において二度の敗北はない」
この間って、あの一人で叫んで一人で真上に飛んでたあれね・・・・・・と
日番谷は先の草冠とのタッグで勝利を収めた戦いを思いだす。
あれはいろんな意味で忘れられない一戦だった。
「とにかく、俺は負ける気はないからな。足ひっぱんなよ」
「それは、もしかすると私に対する言葉か。平民はとかく物の言い方を知らぬと見える」
ああそうだった、元からこいつにはイマイチ言葉が通じない。
もういい。とにかく早く戦って勝とう。そして静かに離れよう。
「ん?対戦相手がきたぜ。ああ、黒崎と十三番隊の朽木・・・・・・」
日番谷が最後の「か」といった刹那、空から千本の刀がすす~と降りてきた。
「おっ、おま!まだ「START」の合図もなしにいきなり卍解かよ!つーか何システム超越してんだ」
日番谷は白哉の腕をがっとつかむと、その手で千本桜を払いのける。
「邪魔立てすると申すか。ならば、兄から斬る!」
「感情が目的を凌駕してどうすんだー!!俺らは何しにきてんだ!」
「知らぬ」
確かに。
いやいやいや自分が納得してどうする。落ち着け俺、と日番谷は自分の頬をパンパンと
叩き冷静な思考を保とうとする。こいつにひっぱられたら俺までやられる。
「とにかく落ち着け。こういう時に冷静になるのが貴族なんじゃないのか?」
白哉は、「貴族」という言葉にどうやら反応したらしい。
すみやかにに千本の刀がすす~と空へ戻っていった。
「いかにも」
「まあ、とりあえず先に作戦を立てようぜ」
「作戦?そんなものはいらぬ。黒崎一護の滅却。それのみだ」
だめだ。まだあいつの頭にはヒヨコが飛んでる。
「あれだけ屋敷の者に探索しても見当たらなかったのに、なぜだ、なぜ黒崎と
一緒に・・・・・・さては、1時間・・・・・・1時間といえば・・・・・・!!かやつともしや・・・・・・!」
ヒヨコ頭の白哉は、何か独り言を物々いいながら、
突然、目にも止まらぬ速さで白哉は日番谷の横を通りすぎた。
背後に高まる白哉の霊圧。
とてつもなくいやな予感。
日番谷は即座に後ろを振り向く。
しかし、白哉はすでに遙か遠い、画面の中央に移動し、
「お、おい・・・・・・」
「終景・白帝・・・・・・」
「わーわーわーわー!!!!」
慌てて日番谷が氷輪丸を使い、白哉の鳥さん刀を一旦霧散させる。
ついでに白哉の頭に氷輪丸の息で超速冷凍を施した。
世界中の残念を集めたような顔をして日番谷の前に白哉が姿を見せたのは予定より
きっかり一時間遅れてのことだった。
「それはこっちのセリフだぜ。というか、人をこれだけ待たせてその台詞かよ」
白哉は何が悪いのかさっぱりわからぬといった風情で、
「貴族には貴族の、平民には平民のそれぞれの時間の流れというものがある。
待つのが嫌ならば帰るがよかろう」
「あ~あ~、もううるせーな。どうせお前の所の妹が見当たらないか何かだろ?」
白哉は驚きの目で日番谷を見る。
「それは・・・・・・兄の天賦の才か?」
「はあ?」
「いや、平民に貴族の行動の機微など・・・・・・云々」
まずい。人の話を聞いてねえ。
白哉が自分モードに入ってきた。
このままだと戦闘にも入れそうにない。
「まあ、とりあえず俺とお前が今日のタッグだ。よろしく頼む」
「断る」
即答かよ。
「いや、そういわれても」
断りたいのはこっちの方だともう、白哉の耳元で叫び散らしたいが、
そういうわけにもいかない。
「そもそも、我々は、ほとんど何の接点もないはずだが。確か、コミックス1回、
廊下ですれ違うこと72回、隊首会で顔を会わすこと49回・・・・・」
と白哉は襟元から黒い冊子のようなものを見、さらに筆で何かを記録している。
「おい、もしかしてすべて数えて記録してんのかよ」
「無論。朽木家当主ともなれば、その一挙手一投足が、「朽木家家史」として
記録に残ることになる。まあ、平民その他にはこれから先も関係ない事柄だろうが」
はいはい平民その他ですいません、と日番谷はもう突っ込む気すら起きない。
「とりあえず戦いだ。そろそろ相手がくるぞ」
「ふっ、この間の戦いは不覚をとったものだが、この朽木白哉の名において二度の敗北はない」
この間って、あの一人で叫んで一人で真上に飛んでたあれね・・・・・・と
日番谷は先の草冠とのタッグで勝利を収めた戦いを思いだす。
あれはいろんな意味で忘れられない一戦だった。
「とにかく、俺は負ける気はないからな。足ひっぱんなよ」
「それは、もしかすると私に対する言葉か。平民はとかく物の言い方を知らぬと見える」
ああそうだった、元からこいつにはイマイチ言葉が通じない。
もういい。とにかく早く戦って勝とう。そして静かに離れよう。
「ん?対戦相手がきたぜ。ああ、黒崎と十三番隊の朽木・・・・・・」
日番谷が最後の「か」といった刹那、空から千本の刀がすす~と降りてきた。
「おっ、おま!まだ「START」の合図もなしにいきなり卍解かよ!つーか何システム超越してんだ」
日番谷は白哉の腕をがっとつかむと、その手で千本桜を払いのける。
「邪魔立てすると申すか。ならば、兄から斬る!」
「感情が目的を凌駕してどうすんだー!!俺らは何しにきてんだ!」
「知らぬ」
確かに。
いやいやいや自分が納得してどうする。落ち着け俺、と日番谷は自分の頬をパンパンと
叩き冷静な思考を保とうとする。こいつにひっぱられたら俺までやられる。
「とにかく落ち着け。こういう時に冷静になるのが貴族なんじゃないのか?」
白哉は、「貴族」という言葉にどうやら反応したらしい。
すみやかにに千本の刀がすす~と空へ戻っていった。
「いかにも」
「まあ、とりあえず先に作戦を立てようぜ」
「作戦?そんなものはいらぬ。黒崎一護の滅却。それのみだ」
だめだ。まだあいつの頭にはヒヨコが飛んでる。
「あれだけ屋敷の者に探索しても見当たらなかったのに、なぜだ、なぜ黒崎と
一緒に・・・・・・さては、1時間・・・・・・1時間といえば・・・・・・!!かやつともしや・・・・・・!」
ヒヨコ頭の白哉は、何か独り言を物々いいながら、
突然、目にも止まらぬ速さで白哉は日番谷の横を通りすぎた。
背後に高まる白哉の霊圧。
とてつもなくいやな予感。
日番谷は即座に後ろを振り向く。
しかし、白哉はすでに遙か遠い、画面の中央に移動し、
「お、おい・・・・・・」
「終景・白帝・・・・・・」
「わーわーわーわー!!!!」
慌てて日番谷が氷輪丸を使い、白哉の鳥さん刀を一旦霧散させる。
ついでに白哉の頭に氷輪丸の息で超速冷凍を施した。
作品名:日番谷冬獅郎 の憂鬱 作家名:梶原