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intermission

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思いっきり苦虫潰したような顔して目を瞑っている。何を言うかと身構えると息吐いて
「弁償しておいてくれ。ついでに払いはエウーゴにつけとけ。」
「…そうだな」何気に怖いんですが。

「って訳にもいかないだろう。怒らせたのはおれだから、おれが弁償しとくよ。しかしあんな物持っていってどうするんだろう。プリントアウトしてダーツの的か?分かんない事する人だな。」
…お前ならそうするんだな。顔の部分が穴だらけになつた写真が頭をよぎる。う〜ん。おれの写真は使うなよ。

「アムロ、弁償の話する時はベルトーチカと一緒のほうが良いと思うぞ。」
「おれってそんなに頼りないか?」
「あのテンションに対抗するにはベルトーチカのほうがいいだろうと言う事だ。」
「了解。じゃ。早速ベルと話しに行くよ」とベルトーチカを探しに行った。

「あ、それから今日15:00から運動室来いよ。約束通り教えてやるよ。」
「本気か?おれは助かるが、ハヤト忙しいのに。」
「お前は覚えた方が良い。基礎だけでも教えてやるよ。」
「助かる。じゃ。」

軍隊は力が物を言うから、頭筋肉な連中が多い。面倒ごとを避けようと思えばそれなりに力を見せるのが一番早い。
MSに乗っているアムロにけんかを売るやつは居ないが降りれば別だ。避けるのと逃げ足は速いそうだが、それだけで済めばいいが。

以前逃げてばかりでいいのかと聞くと「銃使うと反射的に動くんで危なく殺しそうになるんだ。拙いだろ?」困るよ。
剣道でも合気道でも柔道でも叩き込んで不幸な事故は起きないようにしないと。本人は逃げ足の役に立つなら喜んで覚えるだろう。

ここまで面倒見るようになるとは自分でも驚きだが、子供がもう一人増えたような気がする。
「夫婦は似るのかな?」いやこれも職務だ。うん。

2005/3
作品名:intermission 作家名:ぼの