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りりなの midnight Circus

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 それまでは、休日であっても自分のデバイスを持ち出しても何の咎もかけられなかったところ、今となっては訓練や作戦時以外のデバイスの所持は禁止されている。それが、時空管理局の施設内であっても同様だった。
 しかし、デバイスは情報端末として広く利用されている背景があり、その代わりに支給された携帯端末だったが、なのははどうもこれと相性が悪いらしい。
 しかし、今通りかかったエルンストがデバイスを持っていたということが何らかの訓練をするためだと推測できるが、一体何の訓練なのか。
「私たちも行ってみようか。午後の訓練が中途半端だったから、自主訓練としてね」
 なのははそんな彼に少し興味を持ち、ヴィータを訓練に誘った。
「まあ、いいけどよ。派手な模擬戦は勘弁だぜ」
 ヴィータは心持ち気が乗らない様子だったが、実際訓練がうやむやになってしまったのを不満にも思っていた。
 デバイスの管理施設は、訓練場と射撃場の中間に位置している。ここからなら数分で取りに行けるので、ヴィータはまあいいかと行ってなのはの誘いに乗ることにした。
 それは、よい結果をもたらさなかった。

***

 だだっ広い射撃場。20km四方にも広がる一面の荒野にも似たそこは、大規模な射撃訓練、たとえばなのはの使用する大規模砲撃魔術などの訓練も行えるよう、時空管理局が数年前に設立したものだった。
 その射撃場の要地を買収するため、周辺の住民や他の官庁施設との大きな軋轢があり、今でも射撃場の返還を訴える周辺住民のデモ活動が休日になると見受けられる場所だった。
 エルンストは、射撃場のコントロールシステムと自身のデバイスをコネクトさせると、その調子を図るため幾つかの標的を立てては下ろしを繰り返していた。
 風吹いていない、もしくは微風。無視することも出来るが、有効射程ギリギリなら少しばかり考慮に入れる必要がありそうだ。
 その射撃場は、彼らが普段使用する中規模程度の訓練場とシステムを同じにしていたが、こちらの方がより近代化されており、その気になれば疑似空間力場調整によって、重力の低い環境や無重力環境での戦闘訓練も行えるようになっているらしい。
作品名:りりなの midnight Circus 作家名:柳沢紀雪