悪酔い
今日も一人楽しく一人酒だ。
グラスの中の氷がカランと音をたてた。
俺はそれをみながら、ふぅ、と息を吐き考える。
ヴェストはイタリアちゃんと会議にいっちまってまだ帰ってきてねえし、
悪友、と呼ばれるフランスやスペインの奴もいねえ。
ユーロ会議・・・だったか。確か。
流石にもうフランスとスペインは帰ってきてるだろうが、
俺が此処で一人で酒を飲んでるのを知っているわけじゃない。というより、知っているわけがない。
ヴェストとイタリアちゃんも俺が此処にいる事は知らないだろう。おそらく。
つってもまあ、俺が此処にいると知っても奴等はこないだろう。
疲れてるはずだからな。
それに、こんな時間だし。
こないっつーか、できればくるなっていうか。
無理させて飲ませるのは好きじゃない。
疲れてる奴は休ませる。
・・・まあ疲れてても無理してでも酒飲みたいって奴もいるけどな。
そこはまあ、個人の問題だ。
しかしそれにしても、一人楽しすぎるぜー!
・・・ってのもまあ、虚しいか。なんか。
そう思いながら俺は酒を煽る。
するとそこで、カツンカツンと誰かがこちらに近づいてくる足音が聞こえた。
そしてその音は俺の真後ろでとまり、
音の主は、俺の肩に手をぽんとのせて、
「お、おい。お前、一人か?」
と、遠慮がちにそう訊ねてきた。
俺はその質問に答えるべく、声のした方に振り向く。
「・・・・・・・・・・・は?」
そして俺はその声の主をみて、思わずは?と間の抜けた声を出してしまったのだった。
グラスの中の氷がカランと音をたてた。
俺はそれをみながら、ふぅ、と息を吐き考える。
ヴェストはイタリアちゃんと会議にいっちまってまだ帰ってきてねえし、
悪友、と呼ばれるフランスやスペインの奴もいねえ。
ユーロ会議・・・だったか。確か。
流石にもうフランスとスペインは帰ってきてるだろうが、
俺が此処で一人で酒を飲んでるのを知っているわけじゃない。というより、知っているわけがない。
ヴェストとイタリアちゃんも俺が此処にいる事は知らないだろう。おそらく。
つってもまあ、俺が此処にいると知っても奴等はこないだろう。
疲れてるはずだからな。
それに、こんな時間だし。
こないっつーか、できればくるなっていうか。
無理させて飲ませるのは好きじゃない。
疲れてる奴は休ませる。
・・・まあ疲れてても無理してでも酒飲みたいって奴もいるけどな。
そこはまあ、個人の問題だ。
しかしそれにしても、一人楽しすぎるぜー!
・・・ってのもまあ、虚しいか。なんか。
そう思いながら俺は酒を煽る。
するとそこで、カツンカツンと誰かがこちらに近づいてくる足音が聞こえた。
そしてその音は俺の真後ろでとまり、
音の主は、俺の肩に手をぽんとのせて、
「お、おい。お前、一人か?」
と、遠慮がちにそう訊ねてきた。
俺はその質問に答えるべく、声のした方に振り向く。
「・・・・・・・・・・・は?」
そして俺はその声の主をみて、思わずは?と間の抜けた声を出してしまったのだった。