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デジキャラット・シンフォニー

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「だったらしかえしに行くにょ!」
「そう簡単にはできん。ちょっと手間と時間がかかるぞ。なにしろ独裁者が治める国だからな」
「奴らは飛行機で来たにゅ」
「確かに飛行機なら行けるが、この4人だけでいっても何ができる?アキハバラに来た戦闘機は何十機もあったぞ。まあとりあえずチャンスを探すことだ」
「そうなのかにょ・・・」
「私は今夜は名古屋に泊まり、明日午前は産業技術記念館へ寄っていく。あさってはサイン会がゲーマーズ大阪店であるから明日午後には大阪へ向かう。大阪に行けば何かわかると思う」
「また博物館めぐりかにょ」
「大阪の鶴橋というところに「コリアタウン」というところがある。そこにいけば何かわかるだろう」
「また襲われないかにょ」
「心配ない、そこは北朝鮮の独裁者の圧制に耐えかねた人が移り住んだ町だからね、今では住民のほとんどが韓国籍だが・・・」

5、上本町の南十字星
次の日、でじこたちは名古屋駅近くにある産業技術記念館へ向かった。
産業技術記念館、名前だけではイメージしにくいが、かつてこの地には「豊田自動織機製作所」があった。発明王・豊田佐吉の自動織機の発祥地である。
博物館はその工場の建屋をそのまま利用し、中が大きく2つに分かれていた。
一つは自動織機を中心とした「繊維機械館」、そしてもう一つはトヨタといえばやっぱり自動車、「自動車館」である。平田先生はぷちこの拾った布切れの調査にここを選んだのは繊維についての資料がそろっていたからであった。
「うるさい博物館だにょ」
「この博物館の特徴は古いものをそのまま展示するだけではなく、それらを実際に動かして見せることだ。60年前の機械や自動車が今でも元気に動いている」

見学を一通り終え、でじこたちは事務所を訪ねた。
「ぷちこちゃんの拾った布、ビニロンということだが・・・」
「間違いない、しかも簡単に破れるところを見ると、少なくとも日本製ではない」
「やはり」
「しかもこれは作り方がいい加減すぎる。北朝鮮の布と見て間違いない」
「ビニロンとはなんだにょ?」