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デジキャラット・シンフォニー 2

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「デジキャラット・シンフォニー 2」
―歴史を継ぐ者―

「―南十字星の物語−」


プロローグ でじこ万博へ行く
平田先生が亡くなって少したってから、でじこたちは愛知万博へ行った。
愛知万博の長久手会場の西側にあるわんぱく広場の前に、でじこを導いた平田先生の銅像がある。
でじこはその銅像を見つめながらつぶやいた。
「平田先生・・・」
するとそこへ一人の若者がやってきた。
「この銅像に興味があるのかい?」
「知らないのかにょ?でじこと一緒に歴史を作った平田先生というえらい先生の銅像だにょ」
「ああ、たしかテレビでやっていたね」
「平田先生の考えはでじこが受け継いで歴史を作るにょ」
そこへうさだがやってきた。
「早くしないとあかりお姉さまのステージが始まっちゃう・・・」
「そうだったにょ」
でじこは急いでEXPOドームへ急いだ。

若者は銅像の前でつぶやいた。
「あれがでじこちゃんか・・・。父上、この地球もまだ捨てたものじゃないようです。父上の歴史学にはまだ続編、いや第二幕がありそうですな・・・。これも天命でしょう・・・。この星の歴史が本当に正しいのかと考えていた父上の描いた絵はでじこちゃんに引き継がれるようです・・・」

1.神様になった平田先生
でじこたちが愛知万博から帰ってきて数日後、アキハバラのゲーマーズに新しい副店長さんがやってきた。
「新しい副店長さんを紹介します」
そういって店長さんは新しい副店長さんを紹介した。
「じゃあ、でじこちゃんに店内を案内してもらって」
「どうぞにょ」
一通りの商品紹介に副店長はうなずいた。でじこは副店長がメモばかり取るのが気になる。
やがて副店長は2階にある神棚にふと目をやると、メモを落とした。
「どうしたのかにょ?」
「でじこちゃんと言ったな。この店と父上はどういう縁故なのだ?」
「なにかにょ?」
「この写真はわが父上だ」
その場にいた店員たちはみな驚いてしまった。
「すると、あんたさんは平田先生の息子かにょ?」
「そういえばまだ名乗っていなかったな。私の名は平田久弥、平田道明の長男だ」
「にょー」
「いやいや、それにしてもどうしてこの店では父上を祭ってあるのだ?」
するとうさだが出てきた。