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デジキャラット・シンフォニー 2

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但し、2階の神棚は神社コーナーに改装され、新たに2枚の写真が加えられた。平田先生の右側にはあかり、左側には久弥さんの写真が置かれたのである。ここの掃除はでじこの担当となり、特に熱心に掃除する場所になった。3人は学問と勇気の神様としてゲーマーズのお客さんたちの尊敬を集めることになった。
3人の写真の前には1対の金のしゃちほこが置かれた。これは大阪ででじこが美香から渡された金のしゃちほこであった。
町田の久弥の家は美香の所有と管理にはなったものの、ぴよこたちは母屋の一部を病院として営業する代わりに引き続きここに住めることになった。母屋の大部分は学校に改装され、広隆がでじこたちを教えることになった。非常勤講師として杉本侍従や小林知事も時々やってくることになった。
離れの資料庫は「平田図書館」に改装され、久弥が残した遺産を元に図書館として運営することになった。司書には司書資格も持つミルフィーユ秘書が着任し、運営に当たることになった。
屋敷の奥には「平田神社」が作られ、道明と久弥の位牌が置かれることになった。
また、二人が愛した六甲山には「六甲平田神社」が作られ、学問と出世の神様として人々の崇敬を集めることになった。六甲山の墓には水と花と線香の煙が絶えることがなかったと言う。

それから50年後、日本は相変わらずの世の中ではあったが、ある日、首相官邸にいきなりUFOが落ちてきた。
「地球に着いたにょ・・・」
出て来たのはでじことぷちこであった。
UFOに近づく人影があった。その人物こそこの屋敷の主、内閣総理大臣・平田邦俊である。
「そこにいるのは、まさか・・・でじこちゃん・・・」
「おまえ誰にょ」
「内閣総理大臣、平田邦俊である。覚えているかい、50年前でじこちゃんを池袋へ運んだ平田邦俊だ」
「そんなの知らないにょ」
「無理もない、50年前のことだからな・・・」
「このお方はショコラ・デジキャラット3世だにゅ」
「な、なんと、では・・・」
「おまえが乗せたでじこの孫にょ」
「確かに、考えてみれば年を取らないのが不思議だった。あの頃は私も若かった・・・」
「ばあさまが地球のことを良く話していたから地球見物に来たにょ」
「で、おばあさまは元気かい?」
「2年前に死んだにょ」
「そうか・・・とにかく官邸の中へ入ろう。ゆっくり思い出話をしよう・・・」