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フレンドボーイ42
フレンドボーイ42
novelistID. 608
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【完全読み切り】頂

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「レッドさん」
 「なんだよ」
 「さすがに一度くらい彼女と会ったらどうっすか」
 ヒビキに言われて俺はしばし考え、こう言う。
 
 「ふざけんな」

 #

 今この場所には、俺以外に3人の男子がいる。いずれも俺より年下だ。
 まず、ヒビキ。ジョウト地方ワカバタウン出身で、快活だが言葉遣いがひどい(別に俺はどうだってかまわないので気にしないが)。熱く、しかし知識にかける。その代り生まれ持った勘がとてつもなく優れている。なぜか短パンをはいている(寒いはずだが)。ヒビキの彼女はどうやら時間の感覚がないらしい。そのためかなり心配しているようだ(俺から見ればこいつも心配な性格だが)。
 そして、ヒビキと同い年のユウキ。ホウエン地方ジムリーダーの息子であり、もともとジョウト地方出身だが、父について引っ越して、今はホウエン地方在住(ということになっている)である。不思議な剣を背中に背負っており、目の色は藍色。服は全身黒に黄色いアクセントが入っている、と非常に不気味な格好だが、本人からは優しげなオーラしか感じない。この三人の中で一番まともというべきか。ただし優しすぎるために自分の感情を隠してしまうため、結構ストレスがたまっているようである。
 最後が、一番年下となるコウキ。もともとギンガ団に所属しており、残忍な感覚を持つ。自分と自分のポケモン以外どうでもいい、という恐ろしい考えを持ち、また冷徹かつ上から目線と、非常に憎い慇懃無礼なやつである。しかし、彼ほど知識が深いやつはいない。加えてユウキがこいつのことを面倒見てほしいてきなことを言ったので、まあ仕方ないかと。ユウキはそれ以外に要求や不平不満を言ったことはないし。

 そしてこの俺である。

 あと、ヒビキのところで寒いはず、と書いたが、ここはジョウト地方の東端の山、シロガネ山である。しかもそこの頂上。あられが降っているほど寒い。それなのに何でこんなところで話しているのか。
 それはここで修行していたからである。俺は現在、有望な少年を集めてマフィアや一般人に危害を加える様々な団体を倒す勢力を結成している。

 そして、俺の名前から、「チーム・レッド」とすべきと、この三人から言われた。