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そうしてぼくらはデッドエンドで恋をした

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それはもう、口に出ていたのかそうでないのか自分でもわかっていなかった。揺さぶられるたびに意図しない嬌声が響くものだから、それの中にまぎれてしまったんかもしれないとおもう。痺れるような感覚だけが支配する中で俺は震えて力の入らない手でぎゅっとすがりつく。荒い呼吸を繰り返す、シカマルの首筋にかみつきながら肩甲骨に爪を立てる。

(俺がどれだけお前に執着しているかなんて、どうせお前は知らないんだろう。)

むせかえるような熱の狭間で、俺はいつもそんなことを考える。