二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」
フレンドボーイ42
フレンドボーイ42
novelistID. 608
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

【完全読み切り】責

INDEX|1ページ/4ページ|

次のページ
 
「こんなところにいたのね」
 「イエロー…」
 レッド先輩の彼女がまさかくるとは、レッドさんは絶対に思わなかっただろう。
 「どうしてここがわかったんだよ」
 「私だって必死だから」
 「…」
 非常にまずい。この女性、イエローさんの眼にすごい熱気を感じる。
 僕はユウキ先輩のほうを見た。
 「とりあえず、この場は入らないほうがいいじゃないですか?」
 「そうだね…レッド先輩を救う方法を今のうちに考えよう」
 「…でも、考えている間にレッド先輩が連れてかれないですかね」
 「そういうことは考えちゃだめだって」
 「…そうですね」 

 #
 
 「ユウキ先輩、こちらも出れそうにありません」
 コウキくんが何かを見つけたのだろうか。
 「なんで?」
 「こちら側にはグリーンさんがいます」
 「レッドさんを探す二人が来ちゃったのか」
 レッドさんは社会からいきなり消えただけに、探している人も多い。はっきりいって、僕らがレッドさんに会った時、なんでこんなところ二いるんだろう、としか思えなかった。彼の隠れ家を紹介されたときである。

 シロガネ山最深部。暗い洞穴で彼は生活をしていた。
 暖をとるのにリザードンのイフリート、呼吸するための酸素を供給するフシギバナのブルームをボールから出す。水を使って岩盤を上手く切り取るのはカメックスのキャノン。それ以外のポケモンは4匹。彼と一番付き合いの長いピカチュウのチーク、人からプレゼントされたラプラスのマリン、食いしん坊のカビゴンのヨタ(おそらく国際単位系 (SI) における接頭辞の中で最大のものの名前から取っているのだろう)、美しい毛並みのエーフィのモーニング。

 彼は、優勝した、という事実だけでは満足ができない、と言っていた。そんなもの運でもできるさ、と。大事なのはそこじゃない。そういった。それ以外のことはその件についていってくれなかった。

 #

 「おいてめえら何してやがる」
 ヒビキ先輩が見つかってしまったようだ。しかも複数人数いるのまでわかったのか。ユウキ先輩にどうするのか、というアイメッセージを送る。
 「…いこう。僕らはポケモントレーナーなんだから」
 「なるほど」

 #