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　喉元まで出掛かった言葉は総理の背中からから発せられる無言のプレッシャーを感じて霧散してしまう。

「あー…やっぱり暑い日はアイスに限るな〜」
「パパ、暑い中お仕事ご苦労様！」




　道路脇に停められた公用車がクラクションを鳴らされるまで。
　そんな団欒がコンビニの軒先で繰り広げられていた、ある夏の日の１ページ。

　綱海の嘘に塔子が気付くのは、もっとずっと先の夏。











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