二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

うわばみ

INDEX|2ページ/2ページ|

前のページ
 

 とういかこの二人、話してる最中も手が止まらない。中尉は相変わらず焼酎片手にもったまま離さないし(もういっそラッパ飲みすればいいのにと思った)また少佐がすごい、食う、食いまくる。つまみをこれでもかと食いまくる。しかも飲みまくる。もうおかしいぐらい飲みまくる。その上喋りまくる(ジャムやなんかの話の後いろいろ日本文化の事を聞かれたけど適当に返事しておいた、中尉も生返事だったしまぁいいだろう)一通り喋ったかと思ったらいきなりブーメランとか削りだす。おかしい。本当おかしい。深井中尉も飲んでないでちょっとは止めたりなんだりしたらどうなんだ。顔は全くの素面のままなので完全に酔っ払っているののか、ほろ酔い加減でハイテンションになってるのか全く検討がつかない。早く部屋に帰って寝たい。
 目をこすりながら隣に座っていた中尉を見たら中尉は焼酎の酒瓶抱えて寝ていた。部屋の隅でブーメラン削ってた少佐が突然こっちに向かって歩いてくる。千鳥足で。ああやっぱり酔ってたのかと思ったら舌ったらずに「なんだれい、もうねちまったのか」と深井中尉の前しゃがみこんだ。しゃがみこんで中尉の腰に手を回して「おれもねる」とか言って膝の上に頭乗せてがーがー寝だした。正座の状態で。
 おれは肩を揺さぶって「少佐、中尉起きてください」と呼びかけたが二人とも完璧に熟睡状態。ちょっとまて誘っておいておれは放置か。しかもこの部屋明日の朝までにどうにかしないと怒られるだろ(准将とかいろいろに)
「俺が・・・やるしかないのか・・・・」
さっきの倍ぐらいに膨れ上がったビール缶で埋め尽くされた部屋の中でおれは立ちつくした。
作品名:うわばみ 作家名:川崎浩史