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親分がちょっと本気を出すそうです。

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じっと見つめられて、逃げたくなる。それを抑えて、プロイセンは視線を伏せた。
「…お前にされたキスは嫌じゃなかったけどよ。…でもセックスしたいとか、そんなのは解んねぇ…」
残された種をぎゅうっと握る。伏せた視線を上げれば、スペインが嬉しそうに笑んだ。

「それで、ええよ。今まで結構待ったしな。その気になるまで気長に待つわ」


(今まで、結構、待った?)


疑問を口にするより、スペインにわしゃわしゃと桃の汁でべとべとなった手のひらで頭を撫でられ、プロイセンは息を吐く。




「ベタベタした手で、俺の頭撫でるな!!アホ!!」




甘い匂いがする指に腹いせで、プロイセンは噛み付いたのだった。





オワレ!