僕らの日常坐臥風景
静「う゛えぇえええ」
臨「わーわーわー、俺は何も聞いてない聞いてないーーー!!!わわわわわー」
新「あーあーあー、僕も聞いてないよー何も聞こえないよーーていうか耳ふさいで騒いどけば一応マナーとしてOK?」
門「まー、吐く声も姿も見たくないし、見られたくもないよなー」
静「(吐いてます)」
臨「それに吐くのって移るとかいうよねー」
新「まぁ、臭いとかでとか言うよねー」
門「本当かどうかはわかんねーけどなー」
静「(吐いてます)」
臨「・・・やばっ、俺キたかも・・・うっ」
新「い、臨也ーー?!?!?ちょ、救急隊員の人!袋!袋ーー!!」
門「いや、ここから立ち去って新鮮な空気を吸わせた方が!!」
静「(吐いてます)」
臨「うぅっ・・・」
新「わあああ!!!こっち!あっち!そっち行こうか!!!静雄は頼んだ、門田君!!!」
門「ま、任せたぞ、岸谷ーー!!!」
バタバタバタ・・・
静「・・・ぁ゛あー・・・喉いてえ」
門「お、マシになったか?」
静「なんとかな・・・」
隊員「たぶん慣れない子たちが運んだからだと思うよ」
静「はぁ・・・」
門「じゃあ、俺、付き添います」
ピーポーピーポーピーポーピーポー・・・
新「あー、病院に行ったみたいだねえ、今日お見舞いに行こうか」
臨「そうだねぇ」
新「あれ、臨也、吐き気は?」
臨「ん?ああ、嘘だけど?」
新「ええ?!なんでそんな嘘を?!」
臨「だって、シズちゃんと同じ空気吸ってるだけでも嫌なのに・・・吐いてる場所に居たくなかったんだもん★」
新「・・・君って、本当に自分の欲望には忠実だよね」
臨「褒め言葉だねっ!さー、今日はパッチンガムでもお見舞いに持っていこうかなぁ!それともスタンガンみたいに電流が流れる果物籠にしようかなぁ!」
新「うん、その努力は報われない気がするよ・・・でも、病院に被害が及ばない様にしようね」
臨「そうだなぁ、裏から手を回して、シズちゃんだけ1人部屋にすれば迷惑がかからないかな?それともお年寄りばっかの大部屋にして怒りたくても怒れない場所にしようかなぁ!ふふふっ」
新「・・・ごめん静雄・・・私には止められないよ・・・」
臨「思いきってシズちゃんに恨みがある関係ばっかの入院部屋にして毎日バトルさせちゃうとか!暴力団かなぁ、暴走族かなぁ、チンピラにしようかなぁ!いっそ一緒にしたらどうかな、新羅!」
新「・・・うん、重病患者には手を出しちゃいけないよ」
臨「新羅がそういうなら仕方ないなぁ!捻挫とか骨折ばっかにするよ!あ、闇に蠢く人体の不思議残虐実験驚愕の館、行く?」
新「うん、また明日ね」
臨「あは、デートだデート!今日もシズちゃんの病院にお見舞いデート行こう!!」
新「・・・静雄、アーメンッ」
【 ごめん、わが身は可愛いんだって 】
大丈夫、静雄なら臨也のいやがらせにも耐えられるよ!!
俺、信じてる!!セルティに誓って!