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空の境界~未来への軌跡~2

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「ハハハ、これは青子用に開発した私独自の魔法でね、その気になれば一気に骨を砕くことができるぞ。」
「士貴君」
「ウンニャ〜」
「オット二人とも動くな。一気に絞め殺すぞ。」
そして、闇の中に向かって叫んだ。
「「英霊エミヤ・シロウ」前衛が落ちたぞ。大人しく降参したらどうだ。」


(ここは、彼のため投降すべきだ。)
(甘いな、たとえ投降したところで、あの少年は殺されるのがおちだ。)
(ならどうする気だ。)
(気が散る。完全な(英霊)に成っていない貴様の魔法回路では錬成に時間が掛かる。)
(いったい何を錬成している。)
(上位の物を二つも錬成しているのだから、少し黙っていろ。)
(これは…)

自分がよく知っている物だった。
そして矢は放たれた。

「カテドボルグ」

彼女は予想していたのだろうカテドボルグが霧散してしまった。

「そのくらい、予想済みだ。」
「ならこれはどうかな?」

彼女の胴体に「見えない物」で風穴が開いた。
そして魔法が途切れ、少年を地面に落とした。

「さすがに、二つも上位の「宝具」を錬成するのは、骨が折れる。」

そして、姿を現した。

「いったい何をした?」
「本来は当ててみろと言いたい所だが、特別に教えてやろう。我が愛しきサーバントの宝具のレプリカを矢状にしたものだ。」
「「見えない剣」か。」
「ご名答」

そういって「干将・莫耶」を作り出した。

「少年大丈夫か。」
「一気に、かたを着けるぞ。」
「望むところ」

干将・莫耶が綺麗な弧を描き蒼崎棟子に振り下ろされた。

「やれやれ、魔術師は接近戦が苦手だというのに。」

そして、倒れていた士貴も参戦した。二人の同時攻撃はいくら、強固な人形の身体でも蒼崎棟子を苦しめる結果になった。そして蒼崎棟子の両の腕が跳ね上がると、「死線」があらわになった。
その隙を士貴は見逃さなかった。「クリカラ」を突き出した。
しかし、蒼崎棟子に刺さる事はなかった。
結界の中で寝ていたはずの男が、二人の間に入りその刃で貫かれたのだ。

「なに。」
「馬鹿なことを。」
「そんな」

志貴、士郎、棟子がそれぞれ、失敗を悟った。

「今日は、おわずけにする。」

そういって、アタッシュケースを開き閃光が当たり一面を覆った。
光が収まるとそこには、蒼崎棟子の姿は消え変わりに昇り始めた太陽と、刺された男が倒れていた。