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賭け

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二人の言葉を聴きながら、セラスは屈伸をして身体を伸ばす。
「そうそう、俺たちに任せとけって、絶対勝つから」
さっきの言い方とは大分違うではないか・・・セラスは内心思った。
「命かけても、勝ちますから、座って酒でものんでてください」
ウォルツの言葉に、セラスは微笑んで振り向いた。
「じゃぁ、3人とも座ってお酒でも飲んでてください。5分で終わらせますから。」
肩を軽くふると、セラスは男たちの中へとすすみでた。

結果を言うと、5分とかからなかった。
ジャスト3分。
それが、セラスが男たちを再起不能なまでに叩きのめすのに費やした時間だ。
フットボールチームの中でたっているのは、セラスの賭けを申し出た優男ただ一人。
パンパンと手を叩きセラスがその優男の前に立つ。
「それじゃぁ、お支払いお願いしますね。
 土下座は、この分じゃムリみたいなんで勘弁してあげます。」
優男はよわよわしい引きつった笑いをセラスに返すとそのまま真後ろに倒れ失神した。
そして、3分前と同じ格好で立ちすくむワイルドギースの3人を振り向いてのたまう
「なんか、ちょっと、隊長さんたちが喧嘩する気持ちがわかりました。
 すっきりしますね。しかもただですし。また誘ってください」
にっこりと微笑むセラスに3人は、これまた、引きつった笑いを返した。

セラスの恐ろしさをあらためて3人は叩き込まれた。
筆舌に耐えない、あの一方的な暴力といったら・・・・

-絶対もうしねぇ・・・・-

それが3人の胸に同時にわきおこった思いだった。
作品名:賭け 作家名:あみれもん