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雪柳

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ネタ8 雪柳

 ある時、忍術学園が攻め落とされる。

 そのとき、一人生き残ったのが乱太郎。

 そして、願います。

 それは強い願い。

『…みんなを助けて。私はどうなってもいいから!!』

 そして、その願いは叶います。

 光が忍術学園を包みました。

 学園は元に戻ります。

 人も建物も全てが…。

 誰もが死んだと思いました。

 けれど、そんな痕跡はなにもありません

 攻め込まれたことは覚えていても、何故助かったのか誰も思い出せません。

 周りの城も何もかもが忍術学園が落ちたとは思っていません。

 誰かがいいます

『何故、オレたちは生きている?』

『死んだはずだ』
 
『…でも、生きている』

 みんなそれぞれに思います。

 そして…誰かがいいました

『…いない』

『…ああ、いない』

『あの子は…どこに行った?』

 最後に見たのは泣き顔。

『あの子はどこにいった?』

『あの子が生きていないと…意味がないのに』

『探せ』

『捜すんだ』

『見つけて』

『見つけるんだ』

 そして、探していた子は見つかります。
 
 見つかった場所は…神の社。

 見つけたのはは組。

『…乱太郎?』
『おい! 起きろよ!』
『なんで? 乱太郎』
『…お前がなんでこんなところにいるんだよ!』
『お願いだから、目をあけて』
『らんたろぉ』
『なぁ、目を開けろよ!』
『嘘だよね?』
『起きてよ、乱太郎』
『お願いだから!!』
「「「「「「「「「「目を開けて!!!!」」」」」」」」」」

 乱太郎が見つかった神の社

 それは…言い伝えがあった

 強い願いを社に願えば、その願いは叶う。

 けれど、その代償として願った者を永遠に眠らせるという伝承。

 乱太郎は光の繭に眠る

 ゆっくりとずっとそのままに

 乱太郎はただ眠る

作品名:雪柳 作家名:とーすい