学生の本分、忘れるべからず
新「あ、おかえりー、内山田先生の呼び出しなんだったんだい?」
静「・・・次の期末で平均以上じゃねえと留年・・・」
臨「期末で90以上じゃないと携帯と爆薬にナイフ持込禁止だって!」
新「携帯はまだしも、爆薬はありえないでしょ」
静「ケッ、落ちろ落ちろ」
臨「まったくー冗談じゃないよ!これないと世の中の現代高校生がどれだけ困ることか!なんて嘆かわしいっ!」
新「君の場合は周りが平和になること間違いなしだけどね、一応銃刀法違反じゃない?」
静「やっべえ・・・俺、最高でも60点台・・・」
臨「ああ、この前の中間で現文、数学、物理、政治、英語が33、61、48、42、39の平均44.6だったよね」
新「・・・まさか、全校生徒の知ってるのかい?」
臨「もちろん!ネタは多くないと!まあ、シズちゃんは別に成績なんて関係ないタイプだから意味ないみたいだけどね」
静「・・・新羅と手前はどうなんだよ」
新「臨也は静雄と同じくらいだよ。大体50点台ばっかり、見た目頭良さそうなのにねー、あっはっは!」
臨「あー、新羅はねー、ぜんっぜんちっとも全くもって面白くない!いーっつもオール百!中学から変わらないし、ムカつくし!!その頭取り替えろって言いたくなるね!!」
新「あはは、あげないよ!僕の頭脳は全部セルティに使う為にあるんだからね!」
静「せるてぃ・・・ってあの家族同然の奴だよな」
臨「黒のライダースーツのだろ?なんか話せないっていう」
新「そう!あの滑らかで優雅な足運び!立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花という表現はまさにセルティの為にあるといっても過言ではないね!それに漆黒のバイクで颯爽と道路を走る姿は威風凛々!
セルティは地上に唯一降り立った最初で最後の妖精なんだよ!しかも今日は急ぎの仕事がなかったら夕飯を用意してくれてるっていうし!ああ、有頂天外というのはまさにこのことだね!放課後が待ち遠しくて仕方が」
静「おい、新羅」
臨「(ナイスシズちゃん!)」サムズアップ
新「ん?なんだい、静雄」
静「悪い、俺に勉強教えてくれ」
臨「まさかの展開、頭を下げた?!え、シズちゃん正気?!」
新「静雄?そんなに追い詰められてたのかい?」
静「ここ私立だし、せっかく俺が金出してくれてんだ・・・留年はな・・・だめか?」
臨「ちょ、シズちゃん、健気!似合わないけど!!」
静「うっせえクソノミ蟲!!で、ダメか、新羅」
新「んー、ま、いいよ。どうせなら三人で入学したんだし、最後まで進級して一緒に卒業したいしね」
臨「新羅・・・」
静「お前・・・」
新「ん?なんだい?そんな鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして」
臨「ごめん、新羅・・・俺、今まで君の事を男か女かわからない黒バイクしか頭にない解剖バカ変人とか無駄に顔が爽やかな童顔な頭のいい気違い変態ひょろ眼鏡とか思っていたんだけど、改めるよ!まさか・・・まさか君からそんな本当の友達めいた言葉がでてくるなんて!!!」
静「俺も、変人ばかりとつるむ解剖にうるさい全力童顔眼鏡とか成長しねえミジンコチビスケとかセルティセルティうぜえキングオブ変態変人とか思ってたが、そんな普通の人間らしい友情な言葉を聞いて、俺は・・・俺は今感動している!!」
新「君ら・・・さすがに酷くない?いくら僕がセルティしか興味がなくて、洒洒楽楽な性格でも心に多少の傷はつくんだよ?」
臨「ごめんごめん・・・つい本音が・・・」
静「・・・わるい」
新「まあいいけどね、じゃあ静雄、明日からでもいい?今日はセルティが先約だから、明日までの宿題を出してあげるよ」
戦争コンビ「は?!」
新「んー、と、期末は現代文、古典、数学、化学、生物、英語、地理、日本史に選択科目・・・二人とも仲良く音楽だったよね?」
臨「うん、まぁ、まともに受けた事ないけど」
静「目に入るのもうぜえ」
新「本当に協調性ないね・・・ま、いいや、ちょっとまっててねー」
臨「ルーズリーフ?」
静「つーかお前、書くのはええな」
新「はい、現代文は今回のテスト範囲の中にある漢字熟語の書きだしと新しい漢字が下にあるから10回書いて、音訓とその漢字を使う熟語を5つ抜き出しに作者の代表作2つ
古典は枕草Oだから、第一段の春はあOぼの~っていう所から冬はつとOて~までの暗記と現代口語訳、それと作者についてを書いてきてね
これが明日の放課後までの宿題、ああ、もちろん、門田君に全部教えてもらうとか先生に脅して聞くとか他の生徒には聞かないように、あくまでも自分たちで調べてくるんだよ」
戦争「はあ?!?!こいつと?!?」
新「そう、それで明日は数学と英語、明後日は化学と生物、その次は日本史と音楽の2科目ずつ勉強だから☆教えるからにはビシバシいくよー」
臨「ちょ、何そのハードスケジュール?!」
静「今から明日の放課後?!授業でもそんな課題ださねーだろ?!」
新「君たちさあ、期末まであと3週間しかないんだよ?!一寸の光陰軽んずべからず!!光陰矢のごとし!!
しかもその短い間に君らの40,50点台の頭を90点とか平均点以上の頭にしないといけないんだぞ!?
とりあえず、一時的でもいいその喧嘩と謀略しかない脳に勉強を詰め込むんだ!しかも一緒に勉強するんだから絶対に一筋縄じゃいかないに決まってるんだ!!
それに俺を頼ってきたのは君らだろ?肝胆を砕いてあげるんだから、不平不満は受け付けないよ!だからつべこべ言わずにこの課題を全力でやってこい!!」
戦争「い、イエッサー!」
新「じゃあ、俺は愛しのセルティが待つ家に帰るから!そうそう、別に2人で図書館で一緒に調べるとかは問題ないからね?
もしも、第三者が介入して、何も考えずに課題をしたら容赦なく量を増やして、2人に父さん作成の不眠剤を投与してでも勉強させるから!また明日ね!」
臨「ちょ、不眠剤って何?!」
静「おい、新羅!!って、はや!」
臨「やばい・・・なんか選択誤った気がする」
静「でも、新羅以外に誰頼るんだよ」
臨「・・・シズちゃん、昼ごはんだけじゃなくてテスト期間も、休戦契約を結ぼうじゃないか・・・」
静「おう・・・その契約、のった」
【青春とは血と涙と汗と友情の結晶である】
静「・・・次の期末で平均以上じゃねえと留年・・・」
臨「期末で90以上じゃないと携帯と爆薬にナイフ持込禁止だって!」
新「携帯はまだしも、爆薬はありえないでしょ」
静「ケッ、落ちろ落ちろ」
臨「まったくー冗談じゃないよ!これないと世の中の現代高校生がどれだけ困ることか!なんて嘆かわしいっ!」
新「君の場合は周りが平和になること間違いなしだけどね、一応銃刀法違反じゃない?」
静「やっべえ・・・俺、最高でも60点台・・・」
臨「ああ、この前の中間で現文、数学、物理、政治、英語が33、61、48、42、39の平均44.6だったよね」
新「・・・まさか、全校生徒の知ってるのかい?」
臨「もちろん!ネタは多くないと!まあ、シズちゃんは別に成績なんて関係ないタイプだから意味ないみたいだけどね」
静「・・・新羅と手前はどうなんだよ」
新「臨也は静雄と同じくらいだよ。大体50点台ばっかり、見た目頭良さそうなのにねー、あっはっは!」
臨「あー、新羅はねー、ぜんっぜんちっとも全くもって面白くない!いーっつもオール百!中学から変わらないし、ムカつくし!!その頭取り替えろって言いたくなるね!!」
新「あはは、あげないよ!僕の頭脳は全部セルティに使う為にあるんだからね!」
静「せるてぃ・・・ってあの家族同然の奴だよな」
臨「黒のライダースーツのだろ?なんか話せないっていう」
新「そう!あの滑らかで優雅な足運び!立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花という表現はまさにセルティの為にあるといっても過言ではないね!それに漆黒のバイクで颯爽と道路を走る姿は威風凛々!
セルティは地上に唯一降り立った最初で最後の妖精なんだよ!しかも今日は急ぎの仕事がなかったら夕飯を用意してくれてるっていうし!ああ、有頂天外というのはまさにこのことだね!放課後が待ち遠しくて仕方が」
静「おい、新羅」
臨「(ナイスシズちゃん!)」サムズアップ
新「ん?なんだい、静雄」
静「悪い、俺に勉強教えてくれ」
臨「まさかの展開、頭を下げた?!え、シズちゃん正気?!」
新「静雄?そんなに追い詰められてたのかい?」
静「ここ私立だし、せっかく俺が金出してくれてんだ・・・留年はな・・・だめか?」
臨「ちょ、シズちゃん、健気!似合わないけど!!」
静「うっせえクソノミ蟲!!で、ダメか、新羅」
新「んー、ま、いいよ。どうせなら三人で入学したんだし、最後まで進級して一緒に卒業したいしね」
臨「新羅・・・」
静「お前・・・」
新「ん?なんだい?そんな鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして」
臨「ごめん、新羅・・・俺、今まで君の事を男か女かわからない黒バイクしか頭にない解剖バカ変人とか無駄に顔が爽やかな童顔な頭のいい気違い変態ひょろ眼鏡とか思っていたんだけど、改めるよ!まさか・・・まさか君からそんな本当の友達めいた言葉がでてくるなんて!!!」
静「俺も、変人ばかりとつるむ解剖にうるさい全力童顔眼鏡とか成長しねえミジンコチビスケとかセルティセルティうぜえキングオブ変態変人とか思ってたが、そんな普通の人間らしい友情な言葉を聞いて、俺は・・・俺は今感動している!!」
新「君ら・・・さすがに酷くない?いくら僕がセルティしか興味がなくて、洒洒楽楽な性格でも心に多少の傷はつくんだよ?」
臨「ごめんごめん・・・つい本音が・・・」
静「・・・わるい」
新「まあいいけどね、じゃあ静雄、明日からでもいい?今日はセルティが先約だから、明日までの宿題を出してあげるよ」
戦争コンビ「は?!」
新「んー、と、期末は現代文、古典、数学、化学、生物、英語、地理、日本史に選択科目・・・二人とも仲良く音楽だったよね?」
臨「うん、まぁ、まともに受けた事ないけど」
静「目に入るのもうぜえ」
新「本当に協調性ないね・・・ま、いいや、ちょっとまっててねー」
臨「ルーズリーフ?」
静「つーかお前、書くのはええな」
新「はい、現代文は今回のテスト範囲の中にある漢字熟語の書きだしと新しい漢字が下にあるから10回書いて、音訓とその漢字を使う熟語を5つ抜き出しに作者の代表作2つ
古典は枕草Oだから、第一段の春はあOぼの~っていう所から冬はつとOて~までの暗記と現代口語訳、それと作者についてを書いてきてね
これが明日の放課後までの宿題、ああ、もちろん、門田君に全部教えてもらうとか先生に脅して聞くとか他の生徒には聞かないように、あくまでも自分たちで調べてくるんだよ」
戦争「はあ?!?!こいつと?!?」
新「そう、それで明日は数学と英語、明後日は化学と生物、その次は日本史と音楽の2科目ずつ勉強だから☆教えるからにはビシバシいくよー」
臨「ちょ、何そのハードスケジュール?!」
静「今から明日の放課後?!授業でもそんな課題ださねーだろ?!」
新「君たちさあ、期末まであと3週間しかないんだよ?!一寸の光陰軽んずべからず!!光陰矢のごとし!!
しかもその短い間に君らの40,50点台の頭を90点とか平均点以上の頭にしないといけないんだぞ!?
とりあえず、一時的でもいいその喧嘩と謀略しかない脳に勉強を詰め込むんだ!しかも一緒に勉強するんだから絶対に一筋縄じゃいかないに決まってるんだ!!
それに俺を頼ってきたのは君らだろ?肝胆を砕いてあげるんだから、不平不満は受け付けないよ!だからつべこべ言わずにこの課題を全力でやってこい!!」
戦争「い、イエッサー!」
新「じゃあ、俺は愛しのセルティが待つ家に帰るから!そうそう、別に2人で図書館で一緒に調べるとかは問題ないからね?
もしも、第三者が介入して、何も考えずに課題をしたら容赦なく量を増やして、2人に父さん作成の不眠剤を投与してでも勉強させるから!また明日ね!」
臨「ちょ、不眠剤って何?!」
静「おい、新羅!!って、はや!」
臨「やばい・・・なんか選択誤った気がする」
静「でも、新羅以外に誰頼るんだよ」
臨「・・・シズちゃん、昼ごはんだけじゃなくてテスト期間も、休戦契約を結ぼうじゃないか・・・」
静「おう・・・その契約、のった」
【青春とは血と涙と汗と友情の結晶である】
作品名:学生の本分、忘れるべからず 作家名:灰青