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ぎとぎとチキン
ぎとぎとチキン
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全裸祭り

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「あれ、帝人君じゃないか!どうしたの買い物?ああそういえばもう冷蔵庫の中空っぽだよね、何か奢ってあげようか?うん、別に見返りとかいらないから安心して!」
「…よぉ、竜ヶ峰。ちょっと待ってろ、今この蚤蟲殺すから。そしたら、あー…良かったら茶とか…。」
「ていうか俺の負けとか普通とかシズちゃんの圧勝とかって、なに?なんにしても俺が負けとか気に食わないんだけども、まあ帝人君だし特別に許してあげるよ、ていうかシズちゃん勝ちとか無いから特に頭とか最悪だしね!で、なんなのかな、教えてよ。」
「てめぇ臨也ぁあああ!!殺す殺す今殺すすぐ殺す捻り殺す潰し殺す!!!」

帝人に近寄ろうとした臨也を、静雄が持っていた標識で殴り飛ばそうとした瞬間、正臣は帝人の手を引っ張って走り出した。

「ちょっと用があるので失礼します!!!」
「あ、えと、すみませんさっきの意味なんて無いですから!」
「「あ、」」

勿論フルスウィングは急には止まらないので、帝人達の方に注意が反れた臨也が見事に標識に当たって吹っ飛ばされた。
それを見やる事もなく、二人は全力疾走。
帝人だって、拙い事言ったな、という自覚はある。
でも、だって、アレは……仕方ないだろう。
西口公園まで駆け抜けて、息も絶え絶えな帝人に正臣がそっと問う。
そんなに凄かったのか、と。
帝人は勢いよく頷いて「あれはもう既に核兵器レベルだよ。」と答えた。
平和島静雄、恐るべし。


ちなみにその後現れたセルティに連れられ新羅に診察して貰ったが、結果は異常なし。
軽い感じに「パターン的に、寝たら治るんじゃない」と医者としてあるまじき(?)発言を頂いた。(そして新羅はセルティに良い一発を貰っていた)


翌日。
目が覚めると、確かに全裸で寝ているという事は無かった。
全裸、では。
つまり。

確かに下着くらいって思ったけども!!!!!

どうやらまだ帝人の受難は続くらしい。
帝人は「どうしよう、臨也さんとか静雄さんの下着がブリーフだったりしたら…」なんて苦悩していた。
論点がおかしいのは、今更である。



End

作品名:全裸祭り 作家名:ぎとぎとチキン