ほしぞら
掴めるかと思った。
空に広がる大きな星の海を・・・
おれはふわりと宙を浮く
空虚な目は空を見上げる。
空に浮かぶ星空がとても鮮やかで、とても遠かった。
それは、冷たいアスフォルトに倒れるまでのほんの一瞬の光景。
背中を支えた動きはとても優しく、羽交い締めするその腕も・・・
触れた指先がとても優しく・・・そして冷たい。
ただ、首筋に感じる痛みだけが焼けるように熱かった。
覗き込んできた顔は優しい悲しい涙を流す
暗闇の中その涙だけがキラキラまるで星のようだった。
届かないその星空におれは“空っぽのてのひら”をそっと伸ばす。
それは、優しく 悲しい星空
【ほしぞら】
空に広がる大きな星の海を・・・
おれはふわりと宙を浮く
空虚な目は空を見上げる。
空に浮かぶ星空がとても鮮やかで、とても遠かった。
それは、冷たいアスフォルトに倒れるまでのほんの一瞬の光景。
背中を支えた動きはとても優しく、羽交い締めするその腕も・・・
触れた指先がとても優しく・・・そして冷たい。
ただ、首筋に感じる痛みだけが焼けるように熱かった。
覗き込んできた顔は優しい悲しい涙を流す
暗闇の中その涙だけがキラキラまるで星のようだった。
届かないその星空におれは“空っぽのてのひら”をそっと伸ばす。
それは、優しく 悲しい星空
【ほしぞら】
作品名:ほしぞら 作家名:peso@ついった廃人